内容説明
上手い尋問と下手な尋問の違いとは?
経験豊富な弁護士が持っている暗黙知を、30のゴールデンルールとして紹介!
「主尋問」「反対尋問」「陳述書」「専門家質問」「異議の出し方」などの様々な失敗事例を基に、
失敗の原因と、効果的な尋問例を解説!
「深追いするな」「異議はタイミング命」「予測できないことは聞かない」。
尋問に苦手意識を持つ方はもちろん、経験豊富な方にも役立つ実務ノウハウ集!
これを読めば、技あり尋問!
目次
第1章 尋問全般・主尋問にまつわる失敗
1、マシンガントークはウケない<尋問の基本>
失敗事例 尋問調書に思いが至らなかった
2、証人は不安でいっぱい<尋問当日の流れ>
失敗事例 緊張しすぎてパニックに
3、図面を示せ<文書等の示し方>
失敗事例 「こちら」「あちら」では伝わらない
4、段取りも抜かりなく<提示書証等の準備>
失敗事例 どのページかわからない!
5、陳述書通りの尋問はNG<主尋問の目的>
失敗事例 陳述書をなぞっただけ
6、リハーサルはほどほどに<尋問のリハーサル>
失敗事例 入念な準備が吹っ飛んだ
7、5W1Hで聞け!<誘導尋問にならないための工夫>
失敗事例 「誘導尋問です!」の連打を喰らう
8、裁判官よ、こっちを見て<立証者と判断者との認識のズレ1>
失敗事例 裁判官が尋問に関心を示してくれない
9、裁判官が全部聞いてくれた<立証者と判断者の認識のズレ2>
失敗事例 補充尋問が主尋問より長い
第2章 反対尋問にまつわる失敗
10、反対尋問対策には時間を掛けろ<反対尋問対策の重要性>
失敗事例 対策が疎かになり大崩れ
11、高圧的だけが正解じゃない<反対尋問の獲得目標>
失敗事例 口を閉ざしてしまった証人
12、深追いするな<反対尋問の心得>
失敗事例 失敗だった主尋問を助けてしまった
13、どんでん返しを狙わない<矛盾を見つけた際の工夫>
失敗事例 矛盾点をダイレクトに質問してしまった
14、メモは必ず取れ<主尋問の聞き方>
失敗事例 メモも取らずに、法廷で大恥をかく
15、2パターン準備せよ<反対尋問の想定問答の作成>
失敗事例 想定外の回答に対応できず
16、会話を楽しむのはダメ?<反対尋問のスタイル>
失敗事例 調書にすると意味不明
17、不意打ちに動じるな<弾劾証拠>
失敗事例 予期せぬ弾劾証拠にしどろもどろ
第3章 陳述書にまつわる失敗
18、供述者視点の文章を書け<陳述書作成の基本>
失敗事例 準備書面をコピペした陳述書
19、内容確認を怠るな<陳述書の提出時期>
失敗事例 慌てて提出したがために
第4章 専門家質問にまつわる失敗
20、獲得目標は低くてよい<専門家証人の反対尋問>
失敗事例 専門家証人を論破!?
21、素人に説明するイメージで<専門家の意見書作成時の注意点>
失敗事例 「難解でよく理解できません」
22、利害関係も聞かれるよ<専門家の反対尋問対策>
失敗事例 お金のことを聞かれるなんて
23、尋問予定時間は余裕を持って<通訳事件>
失敗事例 初めてで散々な目に
第5章 異議にまつわる失敗
24、出せばいいってもんじゃない<異議の基本>
失敗事例 裁判長から苦言を呈される
25、異議はタイミング命<異議の出し方>
失敗事例 異議の機会を失して……