戦時下日本の娯楽政策 - 文化・芸術の動員を問う

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戦時下日本の娯楽政策 - 文化・芸術の動員を問う

  • 著者名:戸ノ下達也
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 青弓社(2023/08発売)
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  • ISBN:9784787221001

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内容説明

ダンスホールの閉鎖やレコードの検閲、「健全」な娯楽の推奨などに顕著なように、満洲事変期からアジア・太平洋戦争期に至る戦時期には、政治や経済だけではなく、文化や日常生活が総力戦体制に組み込まれ、統制されていた。

帝国議会や各種委員会の議事録、文部省、内務省、警視庁、内閣情報部(のちの情報局)の資料、新聞報道などの歴史的な史料やエビデンスを丹念にたどり、国民精神総動員運動や厚生運動の内実、決戦非常措置要綱の狙いや背景などを解説しながら、戦時下の娯楽政策の全容と変遷を明らかにする。

統制や制約、あるいは自主規制や忖度などが入り交じるなかで、音楽・映画・演劇・文学・美術など、日常に欠かせない娯楽が戦争に否応なく動員され、ダンスホールやカフェなどの飲食業が転廃業や従業員の解雇を余儀なくされた実態を浮き彫りにする。

目次

はじめに

第1章 戦時期の娯楽認識
 1 日中戦争期に至る娯楽政策
 2 権田保之助の地方娯楽への意識
 3 社会教育としての娯楽政策
 4 文部省の地方娯楽調査
 5 朝日新聞社の地方娯楽調査
 6 農村地域の状況

第2章 満洲事変期の娯楽政策
 1 文部省の娯楽政策
 2 内務省の娯楽政策
 3 立法の意識
 4 娯楽の現実

第3章 日中戦争期の変遷
 1 文部省
 2 内務省

第4章 内閣情報部の娯楽政策
 1 内閣情報委員会から内閣情報部に至る過程
 2 国民精神総動員運動の推進
 3 国民精神総動員運動の再構築
 4 情報局の発足
 5 娯楽の受け止め方

第5章 アジア・太平洋戦争期の内閣の文化政策
 1 情報局の娯楽政策
 2 内務省の姿勢
 3 敵性音楽の排除

第6章 戦略的守勢から敗戦に至る文化政策
 1 決戦非常措置要綱発表に至る経緯
 2 決戦非常措置要綱の発表
 3 決戦非常措置要綱がもたらしたもの

第7章 敗戦に至る娯楽政策
 1 言論暢達政策の展開
 2 立法の娯楽認識
 3 音楽界の取り組み
 4 敗戦という経験

おわりに

あとがき

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