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内容説明
バブル崩壊とその余波で起きたさまざまな金融事件。その陰で何が動いていたのか? 本当に悪いのは誰か? 元大和証券のMOF担が最後の生き残りとして、大変革の“裏側”を明かす!
※本電子書籍版には、写真図版は掲載されていません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tatsuhito Matsuzaki
13
バブル前後の業界の裏側を 元大和証券のMOF担や常務を務めた恩田氏が自らの見聞をもとに詳述。 当時、大学生~新社会人として浮かれていた自分自身の行状を思い返すと、とても人様を責める資格は無いとも思いますが… 業界や大蔵省の裏話、恩田さんの手柄&自慢話はさておき、「はじめに」で自ら記したように「ほんとうに悪いのは誰か?」、そして、渦中にいて「社長は無理でも副社長を目指していた」著者は何を思い何を成し、今、それをどう総括&評価するのか? を詳しく聴いてみたいと感じました。2023/05/07
うつしみ
12
世論と、それを煽るマスコミと、便乗する検察。世の中何が怖いって、この3つが揃った時ほど怖いものはないだろう。バブル事件の数々において、逮捕されて当然なものもある中、たまたま事件が明るみになった時にトップにいたためスケープゴートにされた人たちも多い。悪が明確な殺人窃盗などと違い、贈収賄、特別背任、出資法違反、インサイダー取引などの経済事件は立件が難しいというのもわかる。検察というのは世論の動きも見ながら世間が納得する落ちのついた物語を創作する場所である事、それに背く事はこの日本では罪になるという事を知った。2024/03/09
くらーく
4
他のレビューアーさんが書いているように、著者の個人史的な感じ。大和証券の常務になった方なので、同業や大蔵省との付き合いが広くて驚き。本当に人との関係が大事な業界なのですな。メーカーとは違うなと。 登場する人物のお名前は、結構知っているなあ、という印象。それだけ、マスコミ等で取り上げられていたのでしょう。でも、ここで叩かれた人と見逃された人の違いって何でしょうね。それこそ、墓場まで持って行った方も多々いるのでしょうな。皆さん優秀なのに、運命の裏表はどこで決まるのだろうねえ。著者も含めて。2024/04/13
t04894ty
2
証券業界の歴史を著者の視点からまとめた本。バブル時代を経験していない自分からするとバブル時代は凄かったんだなと思う。2023/05/05
佐々木満城
2
タイトルほどの内容ではなかったのが、正直な感想。2023/04/09