岩波テキストブックス<br> 農業経済学 第5版

個数:1
紙書籍版価格
¥2,640
  • 電子書籍
  • Reader

岩波テキストブックス
農業経済学 第5版

  • 著者名:荏開津典生/鈴木宣弘
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 岩波書店(2023/08発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000289221

ファイル: /

内容説明

世界の食料問題から日本農業の問題まで,農業・食料に関わる疑問・関心は多岐にわたる.その理解のためには,食料・農業・農村の「実態に関する知識」と,考えを進めるための「経済学的な理論」とが必要である.第5版では最新のデータを用いて,こうした「知識と理論を組み合わせた体系」である農業経済学を基礎から学ぶ.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

目次

はしがき/改訂について
第1章 経済学と農業的世界
第2章 経済発展と農業
第1節 農業部門の相対的縮小
第2節 食料需要の所得弾力性
第3節 エンゲルの法則
第4節 農業の過剰就業
課題
第3章 食料の需要と供給
第1節 農業生産と作況変動
第2節 食料需要の価格弾力性
第3節 農産物市場の不安定性
第4節 農産物価格安定政策
課題
第4章 農業生産と土地
第1節 BC過程とM過程
第2節 BC過程と収穫逓減の法則
第3節 M過程と規模の経済性
第4節 地代と農地価格
課題
第5章 農業の経営組織
第1節 家族農場の理念
第2節 家族農場の実態
第3節 農地の所有と貸借
第4節 家族農場の労働配分
課題
第6章 農産物の市場組織
第1節 農業の市場交渉力と交易条件
第2節 農業協同組合
第3節 農産物価格支持政策
第4節 農地政策と農業金融政策
課題
第7章 農産物貿易と農業保護政策
第1節 穀物貿易の特質
第2節 国内農業保護政策
第3節 農産物の過剰生産
第4節 輸出競争とガット農業交渉
第5節 WTO農業協定とドーハ開発アジェンダ
第6節 FTAと地域経済統合
課題
第8章 世界の人口と食料
第1節 食料問題の3要因
第2節 人口爆発と人口転換理論
第3節 食料の生産
第4節 食料の分配
課題
第9章 食生活の成熟とフード・システム
第1節 食生活の成熟
第2節 フード・システム
第3節 食品工業の産業組織
第4節 食品流通業の産業組織
課題
第10章 農業の近代化
第1節 慣習的農業
第2節 持続的成長への離陸
第3節 緑の革命
第4節 農業近代化の影響
課題
第11章 資源・環境と農業
第1節 農業と資源・環境
第2節 近代農業の外部不経済
第3節 農業生産の持続性
第4節 資源・環境としての農用地
課題
第12章 日本の農業と食料
第1節 日本の農業・食料問題
第2節 農業基本法と農業の構造改善
第3節 食糧管理制度と米の生産過剰
第4節 食料の内外価格差と食料自給率の低下
第5節 食料・農業・農村基本法の成立
第6節 21世紀の日本農業と農業政策
課題
終章 農業政策と農業経済学
あとがき
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

shin_ash

3
農業が知りたくて、農学関係の本を漁っている。この農業経済学と言う分野が最も俯瞰的な視点を持っている様に思えた。農業経済学の他書は読んでないから本書がわかりやすいかどうかはなんともだが、経済学も農業もわからない門外漢にも理解できる様に書かれている。経済学がわかっていないからなんとも言えないが、そんなに市場経済が世の中の中心なのかって気はする。農業経済学だから経済学の手がかりを使うので市場経済中心に見えるのかも知れない。著者は市場経済で全てを語れると思うなと強調しその通りと思うが、経済学はそんなに傲慢なのか?2022/07/13

エボシペンギン

1
非常に読みやすかったが、メモも取らずに読んでも勉強とは言わないって学生の時に気づいたはずだろ2021/01/10

はっちー

0
農業経済学の理論を網羅している名著 課題もついており、実践的な知識に変換することができる。2024/04/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15331528
  • ご注意事項

最近チェックした商品