内容説明
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本書は,美しい色彩と地球がおりなす自然の神秘や偉大さを同時に感じとることができるユニークな図鑑です.日本の伝統色をテーマカラーとして,その色をもつ鉱物を紹介しています.さらに鉱物の名前や物語,写真では似た色の動物や植物も取りあげ,どこから読んでも,どこから眺めても楽しめるように構成されています.色のつながりで,鉱物・動物・植物を知ることができる本書は,読者の知的好奇心をくすぐります.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
51
〈NetGalley〉体験版を試し読み。虹の7色プラス無彩色の8章からなる鉱物と色の図鑑。美しい石を日本の伝統の色名で分類し、その色を持つ動物、植物とともに紹介する。地球には美しい色があふれていることにあらためて気づかされた。1ページに1色。全ページがグラデーションになっていて、これはぜひ紙の本で全容を見たい。2023/06/13
りらこ
22
鉱物を中心として、その色を体系的に図鑑としたもので、植物や動物の色も載っていてとても面白い。私は鳥が好きなので、こんなに豊かな色の鳥たちがいるのかと、わくわくした。また色の和名も美しく、すらすらと言えたり書けたらかっこよいと思った。塗り絵にも生かせる色の見本帖のようでもあるので、色をたくさんつかいたくなる。2023/11/17
ぽけっとももんが
8
眼福、眼福。グラデーションになっている頁の色の和名とその色の鉱物の説明、同じ色の生物と植物の写真。自然の造形って素晴らしい。和名も風情があって美しいのでこれなんとか流行らせれないもんかなぁ。アイシャドウとか和名だったら素敵だと思う。あー鉱物の名前でもいいな、でも紛らわしいか、有毒なやつもあるから。木蘭色に黄櫨染を乗せてぼかすとか、濡羽色でラインを引くとか、うっとりするなぁ。2023/10/08
遠い日
7
あの『馬疫』の茜灯里さんが色の本を⁉︎と二度見しつつ開きました。でも、「はじめに」を読んで元々色のご研究をされていたのだと知り納得しました。虹の七色を順に、自然界から鉱物、植物、動物を例にとって実際の色を解説。わたしは色の和名が大好きなので、それが付されていることがとても嬉しかった。美しい色、色、色。この世界に色があってよかったなぁとしみじみ感じ入りながら読みました。色がわたしたちに与えてくれるものは確かにあると思います。リラックス、集中、感動などなど、色から受けるメンタルへの影響はなかなか大きい。2023/07/20
じじちょん
4
良かったなぁ~。すごく目の保養になった。鉱石の洋名と和名、その色を表す色を花や動物を引き合いに出して紹介。参考資料としてカラーチャートと鉱石の成分表も載せているので内容もしっかりしている。こういう本は手元に欲しくなるな~。2024/06/30