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内容説明
世界は自由なように見えて、昔も今も違う形で不自由だ。私たちは資本主義からもSNSからも、自分の遺伝子からも自由になることができない。その中で、どのように自分なりの自由を獲得していくか。「社会」「宗教」「表現」「芸術」「性」「公共」「人類」など各分野の第一人者が語る中で見えてきた、今の時代の「自由」のあり方、自由をつかみとる方法とは? あなたの世界に対する認識をガラリと変える、驚きの講義録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
世界は自由なように見えて、昔も今も違う形で不自由だ。マリ共和国で生まれ、中国を経て京都精華大学の学長を務める著者による、世界に対する認識をガラリと変える講義録。著者自身がこれまで自国やフランス、中国や日本などで経験してきた自由と不自由。近代資本主義が内包する差別や国家がコントロールする近代の家族像、ほとんどは先祖教の信者となっている日本人、ステレオタイプなしには成り立たないマンガ、盗作や翻訳が起こす問題、人はカテゴリーから自由になれるのかなど、自由とはどういうことかを改めて考えるいいきっかけになりました。2023/09/07
ほよじー
13
★★★自由はとっても大切なものだが、個人の自由が大きくなると、不安になったり、自分の軸やアイデンティティが揺らいでくる人も。昔は集団生活におけるお祭りなどの通過儀礼があって大人になっていたが、個人単位だとそれがなくなるため不安が出る。自由になって何をやったらいいか分からなかなる人も。自由が恐怖になり暴力になる人も。「場」もフィジカルからバーチャルになり、フレキシブルになった。「場」に参加するかどうかの判断は個人に委ねられるが、個人の意識の高さや、個人が自分と向き合うことが求められるように。2025/04/18
Iwata Kentaro
9
サコ先生の本はハズレ無しと思うが、本書もとても面白かった。自由の概念を我々は十分に咀嚼していない。特に鈴木、阿毛氏との対話は勉強になった。アート論についても納得。2023/08/25
リットン
7
月並みな感想だけど、自由って難しいですねぇ。それを認識せずに、特定の事象に対して一面的すぎるラディカルなことは言いたくないものだなあ。とはいえ、みんながみんな必要以上な配慮をしすぎて、誰も現状での不に目をつむって変革を主張できなくなるのもどうかと思うし、難しいところだな。2023/09/03
Riel
6
自由がない世の中は嫌で、でも自由を獲得できたのにあれ?どうしよう…大変だ、でも不自由(私にとっては他人の決めた理不尽なルールに強制的に従わされること)には戻りたくないぞ…と困ることがある、と話していたら勧めてもらった本。私の考えたいことど真ん中ではなかったけど面白かった。鈴木涼美さんのところが良かったなあ。"自由"なんだから正解がないのは当たり前で誰かの自由が誰かの自由を侵している。窮屈な世の中に戻りたくないのだから責任感と胆力を持って話し合い続け、調整し合い続けなくては。2026/04/19
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