僕とジャニーズ

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僕とジャニーズ

  • 著者名:本橋信宏【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • イースト・プレス(2023/08発売)
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  • ISBN:9784781622477

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内容説明

闇は深い。戦後最大のタブーを暴く。
1970年代、スーパースターだった北公次の著書『光GENJIへ』(1988年刊)は、たちまち35万部のベストセラーとなった。ジャニー喜多川の性加害糾弾の原点であるこの本を書いたのは、本橋信宏(『全裸監督』の原作者)だった。いまこそ、これまで明らかにしてこなかった怪物(ルビ:プレデター)、ジャニー喜多川と彼をとりまく人間のドラマを描こう。筆者渾身の書き下ろし。

北公次の自伝『光GENJIへ元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』は1988年暮れに世に出ると短期間で35万部に達し、世間の深い関心を証明した。(中略)『光GENJIへ』自体が虚構の書で、北公次、平本淳也の存在を無視する動きもあった。あの書が世に出てから35年。すべての発端となった『光GENJIへ』は、長いあいだ封印され、様々な噂が流れていた。35年がたち、あの書がいかに書かれ、北公次がいかに戦い、傷つき、そして終わりを迎えたのか。本業が物書きの私は、仕事の過程で知り合ったある人物からの勧めで、北公次と交流をもつことになり、彼が半生を綴った自叙伝のゴーストライターを務めることになった。その間、毎日のように会い、話を聞き出し、テープ起こしをして、不明点があれば再度尋ね、また北公次のほうから話し足りないと感じることがあると、また対面してテープを回した。本が世に出てからも付き合いは終わらず、彼がミュージシャンとして復活をくわだてる際も、応援した。最終的にはビデオを回し、私が監督まで務めることになった。長年にわたりタブー扱いされてきたジャニー喜多川性加害問題の舞台裏を明かすことは、『光GENJIへ』の覆面作家だった私に負わされた責務だろう。果たしてそこには何が書いてあったのか、またいったい何が書かれないまま残されたのか。降ろしたはずの幕をもう一度あける思いで、私はそれらを明らかにしていこうと思う。(序章「覆面作家の告白」より)

【目次】
目次
序章 覆面作家の告白
第1章 発火点
第2章 ジャニーズ事務所マル秘情報探偵局
第3章 北公次を探して
第4章 告白
第5章 ある行為
第6章 合宿所、夜ごとの出来事
第7章 急げ! 若者
第8章 懲役10か月・執行猶予3年
第9章 41歳のバク転
終章 35年目の決着
最後に

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

91
元フォーリーブスの北公次さん(リアルタイムでは知らない)が性加害暴露した「光GENJIへ」のゴーストライターだった本橋信宏さん。北氏のその後や裏側を記す。35年前に発売された時には大手マスコミは黙殺したという。いまこそ、これまで明らかにしてこなかった、ジャニー喜多川と彼をとりまく人間のドラマを描こうとの事2023/11/21

fwhd8325

72
この著書の核である「光GENJIへ」は、暴露本としての印象でした。当時、ジャニーズはそういう組織であることは、周知の事実だったと思います。今さらとの思いがありました。北公次さんも語っているように、デビューと引き換えという感覚はあったと思います。それが芸能界の必然で闇の部分なのだと思います。今、これだけ報道されていても、スターの座を得た方は、何も語りません。この問題の深さを思えば、彼らこそが声を上げなければいけないはずです。その点では北公次さんは別の感情もあったかもしれないけれど凄い決断だったと感じます。2023/12/07

ばんだねいっぺい

33
報道などで、ざっくりとは知っていてもその描写には、体験者の語りならではの怖じ気づくような生々しさがある。いろいろとしがらみはあるが、やっぱり、放置することだけは、できない。2023/08/28

26
本橋信宏さんのアンダーグラウンドシリーズの最新刊を読もうかと著作を検索していて目にした。あの、北公次さんの本のゴーストライターが本橋さんだったとは驚き、今問題となっている事柄でもあるので読んでみた。本の存在は知っていたが、フォーリーブス世代の方は重くうけとめていたのだろうか。当時は、なんだか昔の逮捕されたアイドルが暴露本を出したという印象で、あまり気にしてはいなかった。覚醒剤使用をしてしまった人の発言は眉唾に思ってしまっていたし、あの頃はまだ報道を信頼していたなと思い出す。2023/09/08

hitotak

10
80年代に出版された暴露本『光GENJIへ』が書かれた経緯、その本のゴーストライターだった本橋氏から見た北公次氏の波乱の生涯について書かれている。北氏の不器用な生き様が悲しく、ジャニー社長の怪物ぶりが恐ろしい。性被害者へのグルーミングがどう行われるのかがよく解った。86年に全裸監督とジャニーズ事務所、田原俊彦との間に起ったトラブルについて書かれている。メリー氏の恫喝の言いなりになった小学館が田原を守る嘘記事を書き、その成功体験が、長く続いた事務所へのマスコミ忖度の起点ではないかと推測されている。2023/11/15

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