ツギクルブックス 『飽きた』と書いて異世界に行けたけど、破滅した悪役令嬢の代役でした

著者名：枝豆ずんだ【著】/東茉はとり【イラストレーター】

ツギクル（2023/08発売）

• ISBN：9784815622732

内容説明

誰だって、一度は試してみたい『異世界へ行く方法』。それが、ただ紙に『飽きた』と書いて眠るだけなら、お手軽＆暇つぶしには丁度いい。
人生に飽きたわけではないけれど、平凡な生活に何か気晴らしをと、木間みどりはささやかな都市伝説を試して眠った。
そうして、目覚めたら本当に異世界！　目の前には顔の良い……自称お兄さま！
どうやら木間みどりは、『婚約者である王太子が平民の少女に心変わりして婚約破棄された末、首を吊った』悪役令嬢の代役として抜擢されたらしい。
舞台から自主撤退された御令嬢の代わりに、「連中に復讐を」と願うお兄さまの顔の良さにつられて、ホイホイと木間みどりは公爵令嬢ライラ・ヘルツィーカとして物語の舞台に上がるのだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[なぎ]

紙に「飽きた」と書いて眠ると異世界へ行ける、という都市伝説を暇潰しにやってみたら公爵令嬢・ライラになっていて···。主人公周辺のキャラが程よく病んでいて、結構ハードな展開もあるので流行りのキラキラしている悪役令嬢ものとは一線を画している印象でした。恋愛面では誰endになるのかなと思いつつも、みどりの性格もありますが始終殺伐とした事件に巻き込まれてそれどころじゃなかったのが残念。 ドロシーの想い人や結末は予想外で、展開が読めないところは楽しめました。

2023/08/16