角川学芸出版単行本<br> 自閉症が30歳の僕に教えてくれたこと

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角川学芸出版単行本
自閉症が30歳の僕に教えてくれたこと

  • 著者名:東田直樹【著者】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • KADOKAWA(2023/08発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044007744

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内容説明

世界的ベストセラー『自閉症の僕が跳びはねる理由』執筆から17年。30歳の今、自閉症とともに生きる日々で感じること、明日を生きるために思うこと。大反響のツイート投稿を再編集、コラムや詩を加えて書籍化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

konoha

52
一つのタイトルに数行の文で読みやすい。東田さんは視野が広く感性が柔らかい。自分が日頃の生活で忘れていることをすっと言葉にしている。凝り固まった頭がクリアになるようで心地良かった。驚く部分は意外と少なく、「同じ!」と共感したり「それでいいんだ」と肯定してくれたりする。家族のことは多く書かれてはいないが、「ただいま、おかえり」のお父さんとの何気ないやりとりに愛があふれている。先日読んだ「永遠と横道世之介」にも自閉症の人にどう接するかという文章が出てきて興味深かった。エッセイも程良い長さで楽しい。2023/09/23

Natsuko

19
東田さん著書読了、いつのまにか8冊目。本作は日々のつぶやきと詩の構成、SNS投稿を編集したものとのこと、今までの著書より、さらにご自分の自閉症の特性・感受性・日々の思いを客観的に描いているとともに、30歳になられた東田さんの「生をうけ生きること」「人生とは」といった哲学的な語りも多い。 毎作読了するたびに、日々接しているあの方も、言葉にはできないけれどこんな風に感じているのかもしれない、分かろうと努力しなくてはと背筋が伸びる。2024/09/23

kanki

19
出来なくて辛い、という気持ちに共感してほしい。かわいそうではない。2023/10/04

なま

11
★4 13歳で『自閉症の僕が飛び跳ねる理由』を執筆した著者。自閉症の当事者である著者が理解しがたい行動や発言理由を語る。「予定が変更になった時」「適切な距離」等のトピックに数行の状況や考えを載せて。周囲の人の支えや理解の中で本人の価値観がみえてくる。著者自身が30年生きて、最善や妥協を模索して歩んできた基軸の結晶。同じ状況に置かれる人に「君に贈る言葉」として優しく、力強い詩も掲載されている。人々が無知な事で理解されにくい状況であっても、それも人生と自分の生き方を捉える屈託ない強さがここにある。2024/02/23

やまーだ

3
著者を知ったのは10年以上前の、ビッグイシューに載っていた小さなエッセイ。東田さんは当時まだ高校生だったかな。それとも卒業してたかな。文章があまりに綺麗で、その小さな記事を切り抜いてとっておかずにはいられなかった。著者について調べたけれど、当時は自費出版?の本が数冊だけ。今こうして世に出てきてくれて、とても嬉しい。自閉症のことを教えてくれて、ありがとうございます。2023/10/30

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