内容説明
「僕は精神が好きだ」――。アナキストとして活動した大杉栄による傑作集がついに登場。閉塞感ただよう今の時代に読むべき1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かんがく
10
大好きな栗原康が解説を書いていたので、以前から気になっていた大杉栄の思想に触れる。アナキズムの立場からボルシェビキの労働者独裁を批判するが、想像していたよりは穏健。哲学や経済の話の途中に生物学の話が入ってくるのが独特だった。2024/01/13
メルキド出版
5
「生の拡充」「鎖工場」
Fumoh
2
アナキスト大杉栄。「支配」を何よりも嫌った大杉の思想というか人格観を見ることができる。わたしは自分が高校生のころを思い出した。あれをやれ、これをやれ、と言われ続けて(進学校だった)、そんなんじゃ将来ダメな大人になるぞと言われ「それってどういうことですか? ダメな大人ってなんですか?」と言ったら何を生意気な、と言われ……そんな権力闘争の環境に大学生以降もいたら、きっとわたしも大杉のようになっていたと思う。その時に感じていた、殻を打ち破っていくような感覚、その陶酔、生きているといった感情、それが大杉の求めて2024/01/04
卍ザワ
0
大杉栄が実際に執筆した文章を読んで、現代でも通用する考え方やアナキズムに、明治・大正期の日本に、こんな思想家がいたのか、栗原康と言っていることは、そんなに大差ないのと、軽くビックリした。時代が大杉栄に追いついたのか、栗原康の解釈も、現代風に多少アレンジが入っているか。マルクス主義にしても、同じ社会主義者にカテゴライズされるだろうに、あの当時で完全否定しているが、無政府主義も、社会制度に持っていくにはかなり無理がある。動物生態学の相互扶助の解説も、お茶を濁す感じがする。2025/09/19
メルキド
0
「生の拡充」「鎖工場」
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