幻冬舎文庫 純情ヨーロッパ 呑んで、祈って、脱いでみて〈西欧&北欧編〉

著者名：たかのてるこ【著】

幻冬舎（2023/08発売）

• ISBN：9784344433113

内容説明

“日本一おもろい旅人”、会社を辞めて
ヌーディスト・ビーチで真っ裸になる！

「死ぬときに、自分らしく生きればよかったと後悔したくない！」。18年勤めた会社を辞め、長旅に出たてるこ。「未知の自分」に出会うには「未知の体験」あるのみ！　ヌーディスト・ビーチで裸のつき合い、ドイツ古城で宴会、ゲイカップルとセックス談義、聖地のろうそくミサで涙……。全ての呪い（制限）から自分を解放する、痛快ハチャメチャ爆笑紀行。

「地球の歩き方」には絶対載らない！　とんでも魅力がてんこ盛り。
２か月間鉄道21ヵ国旅　前編

え、この中に、たかのてるこがいるんですか!?　やめてよ、探しちゃったよ。
――宮藤官九郎
てるこさんの旅は、自由で強引で面白くて可愛い。ガンバレ!!　てるこ!!　上から目線で応援してます（笑）
――長澤まさみ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[遙]

2023面白かった本ランキングに入賞しました。これもまた、旅のエッセイや旅を好きになるキッカケになりえる一冊！たかのてるこさんのユニークでチャレンジ精神溢れる、素直な人柄が、訪れる国々の良いところを、この本を通して読者に伝えてくれます。 観光だけでなく、そこに住んでる方々との触れ合いが、何倍にも旅の価値を上げているのです。 デンマーク、ポルトガル、イタリア ヨーロッパ21カ国の旅。沢山の出会い。パリのマエレとの交流や、イタリアに住む旧友、ターデーとのエピソードが凄く好き いやもう全部好き！後編も買います！

2023/08/22

[shun]

2023年23冊目。久しぶりの旅本ということでとても楽しみにしていましたが、本にも生理的な相性ってあるんだなということを学びました。自分の人生に対する考え方とか、共感できる部分や学びも多かったですが、理由はわからないけど読んでいて少しずつ不快になってしまう自分がいました。文体やテンポみたいなものが自分には合わなかったとしか言いようがありません。決して著者が悪いわけではありません。9月に後編が出るらしく、自分がとても興味のある東欧が出てくるみたいですが、購入するかどうか迷ってます。

2023/08/18

[totuboy]

日本の社会の在り方を当たり前だと思ってはいけない。海外の人と交流し、対話することで見えてくる日本の異常性もあるはず。性の話、食の話、休暇の話。たかのさんが出会った人がたまたまいい人だったのかもしれないが、この本よ読むとそんな思考の可能性を示唆してくれる。自分も40半ばになり、こんな生き方をしてみたい、と心底思うようになってきているので、とにもかくにも動き出さなきゃ、と思うようになった。悩んでいて何もしないのは本当にもったいないから。

2023/10/08

[林檎]

まず素直に羨ましい。2ヶ月かけて21ヵ国旅が出来る諸々が単純に羨ましいだけじゃなく、人の懐に飛び込む大胆さとか、場に馴染む能力とか、とにかく旅人の素質があって羨ましい。リアルな旅の様子にプラスして写真もあるからか、一緒に旅してるような感覚になって楽しめた。もちろん下巻も読みます。

2023/09/23

[ビッグマックツトム]

作者のたかのてるこさんは、旅行記など書くフリーライターでテレビでも良く見かける大阪出身の方。 そんな彼女が長い会社員生活を引退し、フリーになって初めての旅行記となる本書は、2016年出版。 ヨーロッパ各国を各テーマを掲げ巡っていくという、読者を意識しつつ自分の欲求に忠実に地元の人との触れ合いが濃厚で、穴場スポット有りのワクワク一人旅だった。 疑似体験出来る読書に感謝して、続編の東欧旅行記も楽しみたい。 いちばんの感想は、ヨーロッパの人って性に対して大分オープンなんですねということ。

2024/12/07