内容説明
20年前、大リーグのニューヨーク・フリーバーズでプレーをしていた藤原雄大。52歳となった今は、マイナーリーグの巡回コーチをしている。ある日藤原は、現役時代のライバルで、大リーグ機構上級副社長であるヘルナンデスの訪問を受けた。東京オリンピックのアメリカ代表監督が亡くなったため、代わりに監督をやってくれないかと打診されたのだ。悩んだ末にその依頼を引き受けた藤原は、戦力補強のため、アメリカと日本の二重国籍を持つ大学生天才スラッガー、芦田をスカウトする。しかし、そこには二つの故郷の狭間で苦しむ若者の姿があった――。元日本人大リーガーが金メダルを目指す! 圧巻のスポーツ小説!!
目次
第一部 決意
第二部 混乱
第三部 激闘
文庫版あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴンゾウ@新潮部
107
日本人の元メジャーリーガーが東京五輪の米国代表チームの監督に抜擢された。物足りない打撃陣の補強に日米二重国籍のアマチュア天才打者を緊急招集。常識的にあり得ない設定だが読み応えあります。堂場さんの野球に対する専門的な知識に裏付けられた展開で引き込まれました。この作品の原点となった「8年」を読みたいと思います。そして天才打者のその後も期待します。2024/01/30
ぶち
95
堂場瞬一さんの警察小説も好きですが、スポーツ小説もいいです。『ホーム』は堂場さんのデビュー作『8年』の続編。なんと19年超しです。『8年』の日本人主人公は単身米国に渡って大リーガーの投手になったのですが、東京オリンピックの米国代表監督としてカムバックしてきたのです。ラグビー、サッカー、テニスなど他のスポーツでは、外国人が監督を務めたり、ハーフの選手や帰化した選手が当たり前になっています。しかし、この本で描かれているように、そこには祖国や国籍というアイデンティの問題があります。題名のホームは意味深です。2023/07/26
ぼっちゃん
60
東京オリンピックの野球代表監督になった日本人と、勝利のために人選された日本とアメリカの二重国籍をもつ大学生の物語。WBC出場のヌートバー選手は日本メンバーから小説のように無視されることはなくたっちゃんと親しまれたが、アメリカからは裏切り者などと思われていないかなど色々葛藤があったのかなと思いながら読んだ。ホームはホームベース、故郷、居場所のホームが掛かっているのかな。2023/07/27
ぷにすけ
22
オリンピックの金メダル獲得を目指すために、元メジャーリーガーの日本人の男に監督要請が・・・ しかし要請があったのは「日本」からではなく「米国」からだった・・・ まさかの展開にビックリ!しかも金メダルへの秘密兵器は、日本人の大学生ときては・・・ 作者の野球好きには感服いたしました!2024/09/08
ぷらった
17
日本人がコアになって米国野球チームのオリンピックに挑戦する。ストーリーは平凡かな,感動場面はあまりありませんでしたが,野球試合シーンが多くて臨場感があります。2023/09/23




