ハヤカワ・ミステリ<br> 郊外の探偵たち

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ハヤカワ・ミステリ
郊外の探偵たち

  • ISBN:9784150019945

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内容説明

ニュージャージー州郊外の町でインド人の青年が殺された。元FBIの優秀なプロファイラーで第5子を妊娠中のアンドレアは、ジャーナリストのケニーと共に調査を開始する。やがて2人は、50年前に地元で骨が発見された事件にたどり着き、過去と現在の事件に関連があるのではないかと疑いはじめて……。破天荒な2人の探偵が郊外の町で暴れまくる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

67
かつてはFBIのプロファイラー、それもかなり優秀だったアンドレア。でも今は第5子を妊娠中で4人の子育てに振り回される専業主婦。日常生活中に偶然にも殺人現場に出くわす。バディを組むのは自らの失敗から落ち目になったジャーナリストのケニー。事件はとても深く、過去に遡り、追い詰めていくその過程は読み応えある。綱渡りのような4人の子育てとそのバタバタ感が好き嫌いの分かれ目かも、私は主婦仲間のキャラクターとともに楽しめた。2023/08/20

りゅう☆

64
郊外の町でインド人青年が射殺された。元FBIのプロファイラーで第5子を妊娠中のアンドレアはジャーナリストのケニーと調査開始。そしてバラバラにされた骨を発見。50年前に何者かが殺され、それを隠蔽し続けるのは誰か?小さな子供4人抱えて妊娠8ヶ月。夫とは不仲。好奇心旺盛といえど今の生活に満足してないからこそ、真実を求めるアンドレアがカッコいい。ママ友に助けられ、過去に心が通じ合っていたFBI局員ラモンの協力を得る。二つの事件に人種差別が絡んだ切ない事実と、意外な犯人に驚き。記者会見でケニーの災難に思わず笑った。2024/07/15

たま

60
430頁2段組のミステリ、ダラダラした展開、多すぎる登場人物、最初の100頁くらいまで読むのをやめようかと思いながら読んだ。でもだんだん面白くなり最後は一気読み。著者(初読み)は「デッドプール」のライターだそうで、ギャグやジョークは若い人向け。私にはニュージャージーの住宅地でインド系や中国系住民が古くからの(昔は農業地帯だった)イギリス系やドイツ系住民と混住している描写(それがテーマでもある)が面白かった。4人子どもがいて5人目懐妊中のアンドレアが主人公。著者は男性でからかい半分彼女を大活躍させている。2023/12/07

41
妊娠と出産でキャリアを諦めざるを得なかった元FBIプロファイラーで現妊婦のアンドレアは、たまたま殺人事件の現場に遭遇し、その事件の調査に乗り出すことを決める。相棒は落ち目のジャーナリスト、ケニー。手がかりは50年前に地元で発見された骨。彼女たちはそこから何を見つけ出し、その骨は現在の事件とどう関係していくのか。アンドレアは今の生活に心から満足してはいない。事件に関わっている時の方が生き生きとしている。妊娠や出産や子育てがあっても、キャリアを諦めずに生きていける世界が広がればいいと思った。星4.52025/07/28

ハスゴン

23
かつてと言うキーワードに惹かれて読みましたが、とても良い作品ですね。2024/05/29

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