五輪カルテル

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五輪カルテル

  • 著者名:上杉隆
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 扶桑社(2023/08発売)
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  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594094584

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内容説明

東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件は、2023年7月時点で総勢15人が起訴され、うち10人に有罪判決が言い渡されている。汚職事件はのちに、テスト大会の企画立案業務の差配が行われたとされる官製談合事件に発展したが、その中心人物は、紛れもなく広告最大手電通出身の高橋治之元五輪組織委員会理事だった。 「日本のスポーツビジネスを変えた男」 長年、そう呼ばれてきた“闇のフィクサー”は、なぜ、ここまで強大な権力を握り、五輪という巨大ビジネスを裏で牛耳ることができたのか? それは、組織委員会の会長を務めた「スポーツ界の首領」・森喜朗元総理の虎の威を借りていたからにほかならない。 猪瀬直樹東京都知事が徳洲会事件で都政退場を余儀なくされ、舛添要一新都知事誕生までの「空白の48日間」で決められた不可解な人事、利用された旧皇族出身の竹田恒和JOC会長と慶応三田会ネットワーク、安倍元総理銃撃事件をきっかけに動き始めた検察機構、五輪招致にカラんで不明瞭な1億4500万円のカネが流れていた「嘉納治五郎財団」、そして、五輪招致よりも前に決まっていた明治神宮外苑再開発プロジェクトが意味することとは――? 一連の不祥事で札幌が名乗りを上げていた2030年冬季五輪招致が危ぶまれるなか、戦後最大の国家プロジェクトに群がった“闇紳士”たちの実像を炙り出し、五輪と神宮再開発を結ぶ接点を追うジャーナリスト・上杉隆渾身の問題作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lara

72
上杉隆氏の著作、いつも思うのだが、良く調べ上げられていて、感心しきり。今回も素晴らしい出来映え。東京五輪にまつわる暗躍を暴く、かと思いきや、むしろ東京五輪を利用した「神宮外苑再開発」を目指したのが、森喜朗元総理。魑魅魍魎の人達のオンパレード、あまりにも怪し過ぎな関係者。そう言えば、観客無し、海外客無し、大幅収入減で、五輪の採算は一体どうなったのか、その精算は税金投入か?2023/10/03

こも 旧柏バカ一代

19
神宮外苑を再開発するために五輪を利用して規制を撤廃させて再開発を行う。それを主導したのが森喜朗さんだった。森喜朗さんは元総理大臣だったが前任の総理大臣小渕さんが脳梗塞で倒れた時に、意識の無い小渕さんから指名されたとなってるが。実際は総裁選を経ず密室談合で青木、村上、野中、亀井、森の自民党5人組で話し合って決めたと言われている。そんな彼がラグビーW杯の会長となり、後にJOC会長となり。東京都、国を相手に8万人収容出来る国立競技場を再築するために規制を撤廃させ神宮外苑を再開発するための布石を打っていたらしい。2023/08/12

Melody_Nelson

4
オリンピック利権に絡んで逮捕された高橋治之や、賄賂の疑惑(だったっけ?)がある竹田恒和、神宮外苑の再開発を目論む森喜朗元総理、そして電通などの企業など、もうブラック満載。魑魅魍魎。検察も今回はそれなりに頑張ったようだけど、安倍元総理が不在になって重しが取れたのも大きいのか。結局、Covid19によって無観客となり、チケット収入もなく、インバウンド消費も消え、目論見が外れたことに対して、彼らは何を思うのだろう。 上杉隆は政治に関わるより、こうしてジャーナリストをやっていた方が良いと思われ…。2023/09/16

onepei

2
結局、神宮外苑開発計画にたどり着くという驚き2023/10/22

ざび

2
どれだけ悪行三昧でも、元総理の肩書と病人ということ、さらに検察まで。捕まらないまま逃げ切らず、是非検察には頑張って欲しいものです。2023/09/26

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