講談社文庫<br> サーカスから来た執達吏

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講談社文庫
サーカスから来た執達吏

  • 著者名:夕木春央【著】
  • 価格 ¥1,001(本体¥910)
  • 講談社(2023/08発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065324417

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内容説明

密室から忽然と消失した財宝の謎。
14年前の真実が明かされる
怒涛の30ページに目が離せない。
『方舟』で注目される作家・夕木春央の本質がここにある!

「あたし、まえはサーカスにいたの」
大正14年。莫大な借金をつくった樺谷子爵家に、晴海商事からの使いとしてサーカス出身の少女・ユリ子が取り立てにやって来た。
返済のできない樺谷家は三女の鞠子を担保に差し出す。ユリ子と鞠子は、莫大な借金返済のため「財宝探し」をすることにした。
調べていくうちに近づく、明治44年、ある名家で起こった未解決事件の真相とはーー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

aquamarine

72
大正14年、樺谷子爵の三女・鞠子は、借金のカタに晴海商事の使いであるサーカス出身の少女・ユリ子に担保として差し出される。二人は借金返済のため財宝探しをするのだが…。明治44年に起きた密室での財宝消失事件も絡み、大正時代の少女たちのハードボイルドなストーリーに夢中になった。密室の謎や暗号などにもワクワクするし、謎が解けてみればあそこにもそこにも伏線が撒かれていたことに気づいてハッとさせられる。この頁数を一気に読んでしまうほど、とても面白かった。成長した鞠子の今後も知りたいし、ユリ子の活躍をまた是非読みたい。2024/05/02

よっち

39
大正14年。晴海商事からの使いとして借金の取り立てにやって来たサーカス出身の少女ユリ子。借金を返済のできない樺谷家は三女の鞠子を担保に差し出し、二人で莫大な借金返済のため財宝探しをする大正ミステリ。密室から忽然と消失した財宝の謎。調べていくうちに明らかになってゆく14年前にある名家で起こった未解決事件の真相。怖いもの知らずのユリ子と振り回される鞠子のコンビを軸に、関東大震災を絡めながら描かれる「絞首商會」と同じ世界観で、伏線を回収しながら大人たちを相手に堂々と推理してみせるユリ子の存在感が光っていました。2023/09/25

seba

31
時は大正、斜陽華族の樺谷家にやって来た借金取り立て人は、何と当家の三女を担保同然に宝探しへ連れ出し、その成果を返済に充てると告げる。時代の空気感にしては風変わりな導入だが、登場人物の行動原理が明快であるからか読みやすい。中でもやはりサーカス出身のユリ子から溢れる清々しいほどの全能ぶりは、嫌味が無く最後まで痛快であった。鞠子が発揮した筆力も、箱入りとは思えないほど処世術として立派なものであり魅力的。作中に登場する暗号も視覚的に解りやすく、面白みもあるため楽しめた。※正しい総ページ数は467(奥付まで)2023/10/26

Walhalla

28
舞台は大正時代、消失した財宝の謎に迫ります。この時代は、国内でも様々な分野で大きな転換を迎え、なんだか独特な雰囲気を感じます。物語では、若き女性がバディを組んで冒険と謎解きを繰り広げていきます。生い立ちも性格も全く異なる対照的な二人ですが、いいコンビですよね。謎解きの部分は、私にはちょっと難しく思いましたが、ユリ子ちゃんの大胆かつ魅力的な言動は爽快で面白かったです。(Audible)2026/02/25

ひろ20

27
大正時代を舞台にした少女二人のミステリー。 天真爛漫なサーカス育ちのユリコと、何もできないお嬢様だった鞠子が、逃亡生活の中で知恵と勇気を武器に難解な事件に立ち向かう姿が痛快だった。とくに鞠子が暗号を解読していく場面は、本作の大きな読みどころ。ユリコの行動力に刺激され、父に自分の意見を言い、馬にも乗れるほど逞しく成長していく鞠子の変化が心地よい。ユリコの明るいキャラクターも最後まで物語を引っ張ってくれました。2026/02/01

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