藤原道長 王者の月

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藤原道長 王者の月

  • 著者名:篠綾子
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2023/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569903422

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内容説明

2024年の大河ドラマの中心人物・藤原道長。平安中期、貴族社会の頂点に立った男には、ある秘密があった。摂政関白に手の届きそうな家に生まれたからには、自分もそうなりたいと思う道長だったが、兄たちや同じ藤原氏の同世代で伊周や公任というライバルがいた。しかし、頼りになる姉・詮子や左大臣の娘・倫子、「打臥」という巫女の導きによって、道長は「運」をつかんでいく。華やかな貴族生活の裏で、天皇をも巻き込む謀や呪詛が行われ、流行り病があっけなく身近なものたちの命を奪っていくが、道長は「知恵と運」で着々と昇りつめ、ついに一家三后(1つの家から3人の后を出すこと)」を果たす。人生最高の宴で「この世をば わが世とぞ思う 望月の 欠けたることの なしと思えば」を朗詠した意図、紫式部にだけ語られた道長の強運の理由。そして、さらなる秘密が……。野望を結実させるまでの日々を、道長を取り巻く人びとの人生とともに鮮やかに描く! 文庫書下ろし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

120
手っ取り早く知れる一冊。藤原道長が望月を手に抱き都を照らすまでがコンパクトにまとめられている物語は手っ取り早く彼の人生を、権力の流れを知れるのがうれしい。あくまでも兄たちの備えとして下に立たされるつらさを抱えた道長。先ずは姉の詮子の権力を足がかりに徐々に。強運の持ち主といえばそれまでだけれどその運をどう活かすかも大切。公任への仕返しといい、良くも悪くも有言実行精神の賜物だと思う。彼のまさかの秘密は平安時代らしい面白さ。大河ドラマの道長はまだ飄々としたイメージ。どう変貌するか、まひろとの関係も含めて楽しみ。2024/01/29

昼寝ねこ

105
平安王朝は2024年の大河ドラマ『光る君へ』が記憶に新しい。そのせいか読書中もTVの顔がチラついてしまった。藤原道長を主人公にした先行歴史小説には永井路子の『この世をば』がある。そちらに比べると1/4ぐらいの分量なのでダイジェスト版に感じてしまう。しかも物語が淡々として権力闘争の駆引きのドロドロ感が薄く物足りなさも感じてしまう。むしろ終盤の道長と彰子の親子の葛藤の方が読ませた。架空の人物だろうが打臥の巫女を登場させるなど新機軸もある。ある程度史実を知った上で歴史物語としてサラリと楽しむのが良いと思う。2025/05/18

真理そら

61
大河ドラマの題材になるとその時代の作品がどっと出てくるのがうれしい(大河ドラマは一作も観たことがないけれど)道長好きにはなじみのあるエピソードばかりだったけれど、未来ノートのようなものを作っているという発想が楽しい。個人的には道長はライバルを完膚なきまでに叩き潰すという方法をとらなかったのが成功の理由のように感じる。2023/10/12

ち~

23
三男として生まれ、優秀なライバルに遅れをとっていた道長。陰謀、策略を重ね犠牲になった人達の無念を踏み台に天下をとり、望月の歌ができるまでが280ページに簡潔に、そしてドラマティックに描かれている。今年最後に良い本を読めた。2024/12/30

TheWho

8
藤原摂関政治の栄華を極めた藤原道長の一代記で、大河ドラマ「光る君へ」の副読本とも云える平安絵巻。大河ドラマが、紫式部の視点で描かれているのとは違い本著は、道長の視点で、当時の朝廷の外戚政治と藤原氏の姻戚関係の渦中で苦悩する道長を克明に描かれている。そして登場は少ししかないが、紫式部の政的視点と感覚が、大河ドラマの立ち位置と比較するのも一興とも思えた。ともかく大河ドラマ「光る君へ」を楽しむ為の一助となる一冊です。2024/02/25

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