日本経済新聞出版<br> スタートアップ買収の実務 成功するオープンイノベーションのための戦略投資

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日本経済新聞出版
スタートアップ買収の実務 成功するオープンイノベーションのための戦略投資

  • ISBN:9784296117123

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内容説明

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エグジットの巧拙が経済活性化策の成否を分ける!
法務とファイナンスの第一人者が実践的に解説する、
スタートアップ買収成功のカギ。

 スタートアップが経済成長の原動力であるイノベーションの源泉であり、社会課題解決に貢献する「新しい資本主義」の担い手と期待されるのは、(1)研究成果の事業化機会の提供、(2)新たな投資機会の提供、(3)新たな技術・事業モデルの獲得機会の提供、(4)社会規範・価値観の更新機会の提供等、資本主義社会にダイナミズムを付加する社会的な使命を持つからだ。

 本書は、資金を受ける起業家と、ベンチャー・キャピタルなど投資家、買収を行う企業との関係に着目。株式公開(IPO)と事業売却(M&A)という2つのエグジットのうち、特に後者をいかに設計し、シナジーの創出による経営効率や生産性の向上等、効率的なスタートアップ・エコシステムを構築・維持するか、最新事例をもとに解説。バリュエーションからストラクチャ、PMIに至るまで、実務上のポイントを明らかにする、関係者必携の一冊。

目次


第1編 ビジネス編
 I スタートアップを理解する
 II スタートアップ買収の本質――スタートアップの買収により何を買うのか
 III スタートアップのバリュエーション

第2編 M&Aテクニック編
 I スタートアップ買収の急所
 II 買収対価のエクイティホルダーに対する分配
 III スタートアップ買収の取引条件の特徴
 IV スタートアップ買収のストラクチャ
 V 株式対価によるスタートアップ買収

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

速読おやじ

12
日本はスタートアップのEXITがIPOにほぼ限られており、M&Aやセカンダリーが少ない。といった声がかなり長い間聞こえておりました。本書はスタートアップ買収の本質から実践まで事細かに解説してくれる。ここまで踏み込んで書いてくれた解説書はなかったのではないか?SMBC日興証券、やるねー!M&Aが今後大きく増えるとしたら、本書がきっかけだった。。。くらいのインパクトある実務書だと思いました。2024/04/27

Emkay

8
スタートアップの定義から始まり、バリュエーション、VCの投資エグジットについて、大変丁寧に網羅的にまとめた本。最初の方は、ベンチャーの基礎の基礎を粘り強く説く教科書的な内容だと思っていたが、やがてIPOではなくM&Aによるエグジットという選択肢を紹介する哲学を感じた。特にスタートアップを買収する側の大企業側の視点が豊富。スイングハイIPOや株式交換といった手法の詳しい解説は勉強になった。2024/02/27

ちくわ

3
スタートアップ買収の実務的な知見をうまくまとめている。一般的なM&Aの知見が書かれた書籍に良書はいくつかあるものの、スタートアップの買収に特化した書籍は中々ない。そのような中で、本書は、スタートアップ企業の事業的な特徴という観点をうまく整理・言語化しており、大企業の買収案件担当者にとっては非常に良い書籍となっている。特に、スタートアップ企業には特有の利害関係者が多数いることから、買収目的を果たすためのインセンティブ構造の設計が肝になる。そのような視点が前面に出ているのは非常にわかりやすい。2023/10/15

けんじー

0
慣れない言葉もあり、読み進めるのに時間がかかったが、実際に実務で必要となる時が来たら、もう一度読み直したい。2023/12/27

野副 裕幸

0
全体感の理解と網羅性に優れた書籍だと感じました。また、一筋縄ではいかないM&Aの難しさとベンチャーの独特さをどう融合させており、自分の経験値次第で見え方が違いそう。 投資・M&A、オープンイノベーションなどに携わる事になった若手中堅メンバーに読んでもらう一冊としてリストアップしておきたい一冊です。 2023/11/02

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