内容説明
西洋嫌いな吸血鬼・紫蜂と男勝りな少女・紅蝶の明治吸血鬼浪漫譚
時は明治。突如、人間や吸血鬼を無差別に襲う吸血鬼の変種『羅刹鬼』が現れる。
『羅刹鬼』に対抗すべくバテレン嫌いな強面吸血鬼は男勝りな少女伯爵と政略結婚することに――!?
序章
第一話 野良犬と伯爵
第二話 仮面舞踏会(マスカレイド)
第三話 家族の肖像
終章
■著者
片瀬由良(かたせ・ゆら)
山口県在住の小説家。第一回小学館ライトノベル大賞ルルル賞を受賞しデビュー。著書に『新米獣医ですが、妖怪の診療はじめます。』『桜の花守 桜春国の鬼官吏は主上を愛でたい』『冥府の王と屍人姫』(すべて小学館)などがある。
■イラストレーター
條
目次
序章
第一話 野良犬と伯爵
第二話 仮面舞踏会(マスカレイド)
第三話 家族の肖像
終章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てみさま
5
テンポ良く進んでいく物語がとても分かりやすく、まるでコミカライズやアニメを見ているかのようだった。『鬼滅の刃』とか『薄桜鬼』が、ふっと頭に浮かんだ。紅蝶が紫蜂に「顔が好み」「一目惚れ」って、しれ〜っと告白してて笑えた。2024/01/09
瀬々
3
大柄な異形と少女という組み合わせが三度の飯より好きなので非常に楽しく読みました。紅蝶が虚勢を張っている所は痛ましさもあり、切なかったです。紫蜂も大変味わい深く、この巻だけできちんと話は収束しているのですが、二人の生活や戦いをもっと見たいので続刊が出てほしいなあと思います。2024/05/09