新潮文庫<br> 処女の道程(新潮文庫)

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新潮文庫
処女の道程(新潮文庫)

  • 著者名:酒井順子【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 新潮社(2023/08発売)
  • 夏休みは読書三昧!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~7/21)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101351247

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内容説明

女は結婚するまで処女でいるべきか――なんて議論は過去のもの。だが処女の価値には、その時代の女性の地位やモラルの変遷が現れていた。性に開放的だった古代~平安、儒教の貞操観念が浸透した封建社会。純潔が尊ばれた大正から、出産を国に推奨された戦時下。未経験が恥だった80年代を経て、性交渉しない自由を得た令和へ。古今の文献から日本の性意識をあぶり出す画期的な性のクロニクル。(解説・花房観音)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

九曜紋

9
「日本女性の処女性の意味」について編年体で綴っていくとこういう形にならざるを得ないのだろう。しかし上手く纏めることに労力を費やすあまり提言力はほぼ無い。性交渉をしようとしまいと、自己決定権に基づき個人の責任において決めればよい。しかし性交渉の自由度が高まるほどリスクを負うのは女性だということに無自覚すぎるのではないか。(妊娠、最悪の場合中絶)。男性に対するルサンチマンの発散も結構だが、そんなことで女性を守れるのか?著者の初体験も未体験では恥ずかしいから急いで済ませたらしい。主体性すらもない人だと思う。2023/09/06

チサエ

6
昔々、紫式部や与謝野晶子らの時代から現代までの男女(主に女性)における性意識の変遷を書いたエッセイ。長らく男性の影に隠れるように生き、純潔や貞操などを当たり前とされ、「し」ない自由も「する」自由もないに等しかった女性たち。それでもそんな時代に抗ってきたからこその今。いやこれかなりおもしろかったです。オススメ。2023/11/23

むう

5
タイトルからするに(「ショジョのドーテイ」だからね)もう少しユルイ内容かと思っていたが、歴史の中で「純潔」がどのようにとらえられてきたかを、資料を基にまじめに考えていくものだった。そして、それはそれで非常に面白かった。最終章「そして誰もしなくなるのか」は、本当に現実的な問題(問題ではないという考え方もあるが)だと感じる。しかしこの本を読むとそうなっていくのが歴史の必然にように思えてくるのである。2023/10/27

moimoi

3
「処女」にどのような印象を持つかは世代によって変わりそうだ。確かに2000年代に学生時代を過ごした中では、なぜか性体験をしている方が「イケてる」「偉い」という風潮があり、処女のままの友人や知り合いを下に見る人が多かった気がする。今は「処女だから何?」「処女のままでいる理由って何?」など価値付けは多岐にわたる。しかし「処女の価値付けは自分自身が行っていいんだ」と言われれば困る。個人的には社会の雰囲気に流された方が、「一般的にはそうだから」と自分の価値付けに納得ができそうな気がする。2024/02/12

Decoy

3
あまりにも赤裸々で、通勤電車で読んでいてドキドキしてしまったが、ここまで面白おかしく(あるいは露悪的に)書かないと、日本人(の特に男性)のいびつな処女観・セックス観にあてられてしまうのかな…と感じた。内容も文体も好悪が分かれそうであるが、個人的には面白く読めたし、文献調査も含めて、酒井順子しか書けない本だと思った。2023/10/17

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