内容説明
昭和40年代中頃まで北海道の道東や道北に存在した農業と生活を支えた小さな鉄路、それが簡易軌道。その役割は国鉄駅と入植地を結ぶことで、物資の搬送が行われた。開拓の進展により「一馬力」の輸送力では不足、昭和4年に動力が馬からガソリン機関車に変更、さらに昭和31年に簡易軌道最初の自走客車(ディーゼルカー)が登場した。だが、道路網が整備されるようになると主役は自動車へシフトし、昭和47年に簡易軌道はその歴史に幕を閉じた。築堤や橋脚、線路跡、自走客車などが各地に残り、簡易軌道の面影を今に伝えている。本書は北海道すべての簡易軌道の概要を貴重な写真と伝えるとともに、道東4軌道、道北2軌道の廃線跡を紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Teo
1
ここに載っている簡易軌道が未だ残っている時代に北海道に居たけど残念ながらその頃の私は簡易軌道には興味が無くて一本も見る事は無かった。今になってからそれを偲ぶ事になってしまう。見られる時に見るものだ。こんなに小さい車両、是非乗って見たかったし、根釧台地であっちへこっちへと行きたかった。2023/09/23
kaz
0
毛細血管に例えられるのはよくわかる。図書館の内容紹介は『大正時代末期から昭和40年代中頃にかけて、北海道の農業と生活を支えた小さな鉄路、簡易軌道。道東・道北・道央のすべての簡易軌道の概要を貴重な写真とともに伝えるとともに、道東4軌道、道北2軌道の廃線跡を紹介する』。 2023/09/29




