竹書房怪談文庫<br> 「超」怖い話 癸

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竹書房怪談文庫
「超」怖い話 癸

  • 著者名:松村進吉【編著】/深澤夜【共著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 竹書房(2023/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801936300

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内容説明

怪は非情にして慈悲深く、時に我々の横を掠め、時に真中を貫いていく。
人から怖ろしいこと奇異なことをひたすらに聞き、書き綴った実話怪談。
あなたが覗き見る「異界」は確かに誰かの「現実」である。
――「甲」より10年。極みの最終巻!


●房総の“名所”で撮った4人組の写真。全員記憶にない飛行機のポーズをとっていて…「断崖」
●上棟式で餅を撒く当主の背後に現れた黒い影。ソレが撒く謎の紙縒りは…「建前」
●亡き祖母の家。片付けたはずの折り紙細工がどこからともなく現れ、増えていく…「懐かしい家」
●山奥にあると噂の不法投棄のゴミ山を見に行った女子大生二人。そこで見たのは…「ゴミの霊」
●田舎の廃屋のリノベを始めたところ原因不明の体調不良に。そこに奇妙な隣人が現れて…「重要事項説明」
●ヘッドホンを外してはいけないルールの仕事部屋。曰くつきのデータ入力作業とは…「闇バイト」
●落研で怪談噺をやり始めてからおかしくなった兄。家の中に漂う異臭はどこから…「怪談噺」
●山で怪我をしたタヌキを助けた夫婦に訪れた奇跡…「たぬきのはなし」
ほか生粋の恐怖から恐怖だけではない何かまで、怪に関わった人間そのものを綴る全23話収録!

怪異の体験者の声を聞く。それが起こった現場を検証する。
当事者の心に寄り添い、しかしあくまで冷静に怪異を見つめ、あったることを記す。
2014年の「甲」より10年毎年1冊、とれたての怪異をお届けしてきた十干シリーズも本書で完結となる。
シリーズとはいえ1冊ごとに独立した実話怪談集であるから、どこから読んでも構わない。
本書を偶然手にとった方はぜひ遡って読んでいただけたら幸いである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラルル

13
「怪談噺 まえ半分/うら半分」と「たぬきのはなし」が凄く良い。久しぶりにグッと来る怪談を読みました2024/02/07

eyemu

8
結構な二番煎じになるけど、たぬきの話は良かった。 最後に感動怪異持ってくるのは、あかん。2024/04/05

ナオ

6
シリーズの最終巻。最後を飾るにふさわしい一冊でした。「断崖」の崖が近づいてくる感じが恐ろしかったです。ラスト近くの話も、妹の話も厭な感じだったけど、兄の話の最後にゾッとして。で、最終話を涙腺緩む良い話で。後書きで松村さんが潮時かもの記述があったけど、自分のペースでまた書いて欲しいなと思いました。充実の一冊。2023/09/29

qoop

5
年に一冊刊行の干支シリーズも最終巻。始まった時には完結まで続ける気構えが心強い!とか思ったけれど、もう終わり?の感。何よりこの間に竹書房怪談文庫の出版点数も増え続けてるから、早く感じてる。〈断崖〉〈帰路〉〈建前〉〈闇バイト〉〈重要事項説明〉〈たぬきのはなし〉など、印象に残る話多数。これまで以上に充実した一冊だと思う。2023/08/03

せきぐちひろみ

5
深澤夜さんは単著出さないのかな?2023/08/19

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