少子化するアジア---家族形成の困難を超えて

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少子化するアジア---家族形成の困難を超えて

  • 著者名:溝口由己
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  • 日本評論社(2023/07発売)
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  • ISBN:9784535540262

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内容説明

東アジアの極低出生率の原因は何だろうか、何か共通点はあるのか。少子化要因を類型化し、人間性重視の社会編成を提案する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

hurosinki

3
日本以外にも韓国や台湾、中国、東南アジア(やロシア)の少子化の現状が紹介される。第7章や9章など実証的な分析もある。 中国の出生率推計は様々だが、90年代から人口置換水準を割り、2000年以降は1.5以下、2020年は1.3としている。少子化の背景には育児コストの増加があり(家庭収入の5割とも)、特に教育費の増加が著しい。住居費の高騰も少子化に影響しているという。なお中国でも晩婚化が進んでいるが、女性の平均初婚年齢は24.67歳と出産に大きく影響する程ではないとしている。生涯未婚率も非常に低い(2章)2023/04/30

𝔸𝕐‌𝔸𝕂‌𝔸🧸

0
🔴東アジアの少子化の要因として教育費を含む育児コストの増大、加えて中国・韓国では住宅価格の高騰、女性の就業率の上昇にもかかわらず育児を含む家事を妻に任せる性別役割分業観(日本・韓国)、核家族化により育児に親族支援が得られなくなった(中国)等により家族形成がコスパが悪いと判断されるようになった事を挙げ、大学進学率が低く・親族支援が残る沖縄県は日本国内では比較的、出生率が高いことを示す。また性別役割分業が希薄なタイでも少子化が進んでいる事は興味深い。6章のベーシックインカムに期待するのは暴論だと思う。 2023/04/26

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