内容説明
19世紀から20世紀初頭のアメリカ憲法理論にコモン・ローの思想を見いだし、アメリカ憲法の知られざる出自を明らかにする歴史的研究。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
261bei
1
経済的自由を神聖化して労働者保護立法を不可能にしたと悪名高いロックナー対ニューヨーク連邦最高裁判決(1905年)に代表される、20世紀前半までのアメリカの憲法思想がイングランドの伝統的なコモン・ローに基礎を置いていたということを丹念に追跡した書。ロックナー批判で名高いパウンドは、当時の法思想がそのような基礎を有することを的確に見抜いており、コモン・ローと憲法を切断して社会経済立法を救おうとした。しかし、その結果としてロックナー判決の内在的理解が後世の人にとって不可能になってしまったわけである。2025/04/28
-
- 電子書籍
- 身代わり皇帝の憂鬱~後宮の侍女ですが、…
-
- 電子書籍
- 愛され末っ子は初めてで 1 picco…
-
- 電子書籍
- SPY×FAMILY まんがノベライズ…
-
- 洋書電子書籍
- Pharmazeutische Mik…