内容説明
戦後もなお継承され、対潜哨戒飛行艇を生んだ、日本のハイレベルな航空技術力--膨大な資料、写真、図面、データを駆使して解明する超大型機の詳細! 大海原上空を長時間飛翔して任務を遂行した巨人機たちの実力を明らかにする、カラー口絵、精密四面図、詳細解剖図等、ビジュアルに捉えたマニア垂涎の決定版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
47
カバーデザインに惹かれて購入。私は子供の頃から飛行艇が好きだった。船であり飛行機であること、海と空への二つのロマンのせいかもしれない。偶々本書を見つけて飛行艇のイラストが並んでいるとそれだけで衝動買いしてしまった。内容は今日のUSー2まで繋がる話かと思っていたが、戦前の帝国海軍の飛行艇の話だけで、筆者は飛行艇は絶滅種だと断言する。実に残念だが反論するネタも見つけ難い。US-2は確かに現役の実用機だが本書によればわずか7機が運用されているだけでその後継も難しい。とにかく本書は飛行艇の詳細記述に特化した珍本。2021/11/03