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内容説明
世界最高のビジネス書は、600年前の日本にあった!能を大成させた世阿弥は、「初心忘るべからず」「秘すれば花」などの言葉で知られており、その著書『花鏡』や『風姿花伝』も一般に演技論や芸術論だと思われています。しかし、これらは競争の激しい中世の芸能の世界でどう勝ち抜き、生き残るかを記した「戦略書」で、現代のビジネスでこそ活用すべきビジネス書でもあるのです。そこにはドラッカーの「マーケット思考」、ポーターの「競争戦略」など、ビジネスの極意が満載です。古典の叡智を活用して、あなたのビジネスを加速させてください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめぴょん
19
世阿弥というと芸術家というイメージですが、プロデューサーでもあり、経営者でもあり、その人生から生まれた著書(「風姿花伝」「花鏡」)の内容はビジネスや生き方に役立ちます。確かに! と思う内容が多かったです。今まで読んだことがなかったのが、もったいない!と思いました。以下は文中引用とミニ感想。 世阿弥にとって芸術は“闘い”だった。その闘いで得た知恵が満載。 よいものではなく、「顧客が望むもの」を。「強いものが勝つ」のではなく、「勝ったものが強い」。「時によりて、用たるものをば善きものとし、用足らぬを悪しきもの2023/11/15
shun
3
腹落ちする内容ばかりで、あっという間に読了。 水曜のオンラインセミナーも楽しみ!2023/08/05
k1nishi
2
世阿弥の「風姿花伝」などの著書は、単に能だけの話ではなく、ビジネス、マーケティングなどに関する内容である。これらを参考に自分の仕事などに活かす方法が載っており、役に立った。2023/08/15
ことり
1
机上の話だけでない経験に基づいた著者が読み取った世阿弥の話。運による勝ち負けの不思議、70過ぎての佐渡への島流しの話。時代は変わっても人は変わらない。今読み取るっても得るものはたくさんある。 良書とは世代や時代を問わず解釈できるものなのかもしれない。私もいつか世阿弥の本を1から読んでみたいと思った。2024/03/24




