博士が解いた人付き合いの「トリセツ」

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博士が解いた人付き合いの「トリセツ」

  • 著者名:カミラ・パン【著】/藤崎百合【訳】
  • 価格 ¥1,848(本体¥1,680)
  • 文響社(2023/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866516493

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内容説明

★最年少で王立協会科学図書賞受賞!
★タイムズ紙、BBCサイエンス・フォーカス絶賛!

科学で人間関係をラクにする!
思い悩むことがあったら、推量や思い込みではなく、決して嘘をつかない「科学」に頼ってみよう。
科学はあなたの陰口を言ったりしない、信頼に足る最高の友人になってくれる。

ADHD(注意欠如・多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム障害)、生化学のPhD(博士号)……
「普通」がわからない科学者が、幼いころの自分のために書き上げた人間関係のトリセツ。
タンパク質に人間関係を学び、『アトキンス 物理化学要論』で部屋の片付けに挑む――。
数々の失敗と「実験」を重ねてきた博士が語る、周りと協調しながら、それでも自分らしく生きる方法。

・チームワークは「がん細胞」に学べ
・部屋が散らかるのは「熱力学」のせい
・「波長」があう人の見つけ方
・恐怖を資産に変える「光の屈折」の考え方
・恥ずかしい思い出も「深層学習」でうまく活用
・礼儀作法で失敗しないための「ゲーム理論」

「地球での生活が始まってから5年目のこと、私は間違った場所に着陸したのではないかと思い始めていた。降りる惑星を間違えてしまったのに違いない。自分と同じ種と暮らしているのに、よそ者のような気分がしていた。言葉は理解できるのに伝わらない。仲間の人間たちと同じ外見をしているのに、本質的な特徴はまったく違う。……
この宇宙に存在するほとんどすべてのものについて、それを題材とする本があるというのに、私にどうあるべきかを教えてくれる本はないのだ。私が世の中に出る用意を助けてくれる本はなかった。苦しんでいる人がいたら肩を抱いて慰めればいい、他の人が笑っているときには一緒に笑えばいい、他の人が泣いているときには一緒に泣けばいいのだと、教えてくれる本はなかった。」(本文「はじめに」より)

【目次】
第1章 - 「機械学習と意思決定」箱思考から抜け出して、型にはまらず考えるには
第2章 - 「生化学、友情、違いが持つ力」自分の宿命的な奇妙さを受け入れるには
第3章 - 「熱力学、秩序、無秩序」完璧さを忘れるには
第4章 - 「光、屈折、恐れ」恐怖心を制御するには
第5章 - 「波動理論、調和運動、そして自分の共和振動数を見つけること」調和を見出すには
...ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

長くつしたのピッピ

15
人との付き合いは非常に難しく感じる。博士にもなるほどの頭の良い人でも人間関係に悩むのかと思ったが、だからこその悩みなのかもしれない。発達障害がある作者の世の中の見方やものの考え方が独特で、数学的に解釈しているようで、文系の私にはやはり理解が及ばなかった。人間関係って難しいしか、感想がないのが、申し訳なく思う。2023/12/18

chie

10
科学のことと、それを人間関係にどうあてはめて考えていくかを解き明かしてくれる。「意思決定をもっと科学的に行いたければ、パターンを発見して結論を導きだそうとする前に、無秩序を受け入れることだ。つまり、もっと木のように考える必要がある。」特に興味深かったのが、4章、恐怖心を制御するには。目に見えるものがプリズムによって色づけられている様に、恐怖という感情にも層があると考える。そしておそらく、恐怖という感情だけでなく、どの感情にも、そして、人の性格の明暗にも、層があるのだと私は思った。2023/09/11

2
ADHD、ASDの科学系博士号所持作者の自分のトリセツ本。突然タンパク質の話をしまくるのでそういうとこASDやなと思う。ただ確かに忖度や個人の願望というノイズがない科学法則を縁に、人間関係の構造を理解するのは共感性が低い発達障害の方にとっては有効な手段だと思う。博士はとてもIQが高く探求心旺盛なので、観察と実験に優れているし、言語化もすごぶる上手いし詳細。どれかは該当する状況があるかも!いやほんと、「神のわざがこの人に現れるためです」だよ…博士の照らした道が同じ苦しみを背負う人の道をも照らすといいな〜。2024/11/01

鏡子

1
社会学の本でアナロジーは危険みたいな言説を読んだばかりだったため、アナロジーハッピーセットの本書を一歩引いて読み始める。しかし、たしかに火星人のなかに地球人ひとりだったら共通言語である科学を手かがりに他者理解に励むその姿勢もさもありなん。面白科学エッセイとして読了。あとドラマや映画を観ていて疑問だった、他者が理解出来ない・しかし理解し交流したいという(私からは)謎思考はつまり本書で言うところの「人付き合い」が「上手い・下手」と「(人付き合い)したい・したくない」の二軸で考えるとすっきりするという気付き。2023/11/20

シュウヘイ

1
翻訳本 かなりのボリューム 断念2023/11/02

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