最期はひとり 80歳からの人生のやめどき(マガジンハウス新書)

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最期はひとり 80歳からの人生のやめどき(マガジンハウス新書)

  • ISBN:9784838775187

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内容説明

家族をやめてつきあいをやめて自分をおりて……
さいごは身ひとつで見果てぬ夢を見続ける。
これ、良き人生。
        
上野「74で人生初の腰椎圧迫骨折」
樋口「ほぼ90で全身麻酔手術」

I 家族のやめどき
II つきあいのやめどき
III 自分のおりどき

・墓に入るか否かが最後の終活
・夫婦のやめどき
・二世代住宅のやめどき
・子どもへの依存のやめどき
・87歳のクラス会は人生の彩り
・悪口、恨み、つらみのやめどき
・自分の悪口を言いそうな人より長く生きる
・感謝は早めに伝える
・ふるまいじまい、義理じまい
・音楽会のやめどきは
・80歳で最後の海外、北欧ツアー
・白髪染め・メイク・おしゃれのやめどき
・自主定年の設定
・84歳で調理定年
・食べ収めは永遠にしない
・最期まで自己決定するために
・「ありがとう」が出てきたらそろそろ……etc.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

55
【歳を重ねるごとに、人生の荷物をひとつずつ下ろす】女にとって激動の時代を、少しの時差で生きてきた樋口恵子と上野千鶴子が、「人生のやめどき」をテーマに広く深く語り合う。新たな対談を追加して新書化。上野の、<介護保険部会のメンバーには要介護高齢者がひとりもいない。当事者のいないところで物事を決めていいのか。それにしても上野はどうして政府の審議会に呼んでもらえないのでしょう>に、樋口は、<出身母体に問題がある/組織申請は非常に多いようですよ。上野さんにも大学からの一言添え書きがあれば>と。これ、確かにそうだ。⇒2024/01/02

とよぽん

52
お二人の対談は以前読んだが、本書はさらに後日の対談を加えて新たに発行されたもの。これまでの単著にはない、お二人それぞれの思いや感慨がこぼれ出たところもあり、親しみを感じた。学者や社会活動家としてではなく、人間樋口恵子さんと人間上野千鶴子さんのやり取りを傍で聞いているような、でも、女性たちのためにどこまでも闘い抜きたいという熱い思いが伝わる1冊だった。「おわりに」を読んで、樋口さんの覚悟のようなものが感じられ、「継続して主張していくことが力でございます。」という最後の文が沁みた。2024/03/18

marumo

19
お年寄り界のスターお二人の対談です。出産(の姿勢)は屈辱、女はみなそれに耐えていることを考えて欲しい(←意訳)と言う樋口さんの気持ちは、全くわかんないです。道端で股を広げるわけじゃなし、プロの医師と看護師の前で何故〜?そして言ってる内容より語調の攻撃性に腰が引けてくる上野さん。スキーもおひとりで行かれるそうで天晴れではございます。図書館への蔵書寄贈を断られた話があったけど、ホントそうなの。大抵の場合はほぼ迷惑行為。どっかで売ってしまいましょう。2023/08/10

Tenouji

18
最近、この手の本をよく読むが、在宅か施設かにしても、いろいろ感じ方があるんだな。しかし、フレイルが、一つのポイントなんだな。2023/11/13

 本の紙魚

7
樋口氏の受け答えが非常に勉強になった。上野氏ご自身で「団塊の世代は」とおっしゃっているので、敢えて世代でくくるならば、柔軟性の弱い我の強い世代だと取られてしまいそうな発言が多々ある。要介護3の認知症家族を在宅介護している身としては、上野氏の介護観はファンタジーだと思う。高学歴高収入で末っ子気質のおひとり様に対して戦中世代の樋口氏は強いなあ。オペラ鑑賞も体力がないとできないし、海外旅行も同じとはなるほど確かに。それにしても年齢の問題ではなく国際情勢や国内経済でそれが不可能になるかもしれない時代になってきた。2024/04/15

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