暗い庭

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暗い庭

  • ISBN:9784336075154

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内容説明

爛熟の世紀末文学

マリオ・プラーツが『肉体と死と悪魔』において言及した数少ないスペイン作家バリェ=インクラン。W・B・イェイツやガルシア=ロルカを想起させる作品など、この世ならぬ場所へと誘う、17の短篇小説。頽廃の園へ。

神秘主義的なキリスト教と土俗的な民間信仰、背徳的な罪咎の宴――

高貴な輝きと隠遁の雰囲気を湛えた昏い廃園は、夢うつつに微睡みながら訪れる客人を待ちわびる。

「放しません。貴女は僕のもの、貴女の魂は僕のものです……肉体は欲しません、いずれ死がそれを奪いに来るでしょうから。」
――「我が姉アントニア」より

装丁:岡本洋平(岡本デザイン室)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

67
読んでいるとかつて栄えた修道院、その廃屋を彷徨っているような気持ちにさせられる。かつて絢爛な装飾を誇っていた建築も今は蔦に覆われ…。スペインの世紀末文学をまとめた短編集。どの作品をとってもスペインの土俗と昏いカトリシズムがその底に沈んで、鬱金色の輝きを放っているような作品ばかりで得も言われぬ読み心地に。といって陰鬱な話ばかりではなく、冒頭の「ファン・キント」は坊さんに窘められた盗賊が改心すると思いきや帰りに商人殺してるし、「頭目」は一種のイニシエーションとして読めるし。昏いスペインの一面を体験できました。2023/08/17

ふゆきち

2
19世紀かそれ以前っぽい雰囲気。時折挟まれる戯曲も良い。2024/09/22

MOONIN

1
スペインの幻想文学?毎晩1話ずつナイトキャップ代わりに読むのにちょうど良かった2026/03/02

sugsyu

1
敬神と呪術、粗野と高潔が絶妙に同居する、土俗的カトリシズムの世界。2023/06/30

桧山

0
期待してたんだが、ちょっと内容が薄かった。同時に読んでたのがガルシア・マルケスのエレンディラだったので自然と比較しちゃったのもよくなかった。読むの途中でやめました。2024/10/05

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