内容説明
「普天間の周りには何もなかった」「きれいな日本語がしゃべれない」「座り込みの意味を理解していない」「0日にした方がよくない?」──。沖縄の基地反対運動に向けられる嘲笑と冷笑。“5周遅れ”のデマは、なぜ繰り返されるのか。沖縄の戦後史から“抗議”の実像に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
28
沖縄に住んでた身としては、あの嘲笑は本気で理解出来ない。何を根拠に動いているのだろうか?誰に向かってアピールしているのだろうか?扇動する人達の中にはビジネスにしてる人もいる。そういう人を見るのも嫌になる。何故、嘲笑出来る?年寄りばかりなのは、腕の無い人、脚のない人、眼が見えない人から話を聴いてる人が多いからじゃないか?実際、私が住んでた頃には居たし、、担任の先生も集団自決の生き残りだった記憶がある。その先生もトラウマに悩んでいた。そういう人は各地に居たと思うのに、何でソレをネタにして嘲笑出来る?2023/10/04
金吾
19
著者の怒りが伝わってくる一冊です。報道にも問題があるのかなと思いました。2023/12/24
どら猫さとっち
9
嘲笑、無関心、土人発言、プロ市民…。沖縄をめぐって、このような卑劣な言葉で傷つけ、差別していく。ひろゆき騒動、ニュース女子の沖縄ロケの偽取材、史実を否定する動き…。それらを批判しながら、沖縄県人の想いを汲み取り綴ったノンフィクション。沖縄のことは、あまりにも知らなさすぎた自分に気づき、そのような人が今も存在している。本書は嗤いに対する義憤と、虐げられた人たちへの慈しみを綴った、怒りと悲しみの書である。2023/09/06
二人娘の父
8
怒りにあふれたレポートである。ここまで人は怒れるのか。いやそれは皮相な見方であろう。著者は怒らざるを得ない事実に向き合っているのだ。差別、蔑視、嘲笑…ほとんどがフェイクを基に、ある一定の意図を持って発せられる。抗うことにはエネルギーと、仲間が必要だ。それを私たちが維持できる間は、このたたかいは終わらない。2023/09/22
チェアー
6
市民運動への批判は真っ正面からのものでなく、冷笑という形で表現される。自分を一段高いところにいる存在であるかのようにして、笑うのだ。 このような批判はただ言いっぱなし、そして笑い。交流や相手を理解しようと言う思いは欠片もない。相手に人間として向かい合うのではなく、単なるものとしてしか見ないあり方だ。 これは弱さに由来しているのではないか。2023/09/13
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