不思議屋敷の転校生

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不思議屋敷の転校生

  • ISBN:9784323074825

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内容説明

優乃のクラスに転入してきた玲子はだれともしゃべらない。優乃たちは学校の屋上へ行こうとして玲子に出会う。そこは恐怖の顔カベと呼ばれる怪談スポット。優乃が玲子にそのことを教えると玲子はなぜか笑顔を見せる! 未来への希望が込められた、タイムトラベル・サスペンス!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

57
読書画コンクール課題図書。児童書ではなかなか出会えないストーリー展開だと思う。謎めいたクラスメートの玲子をめぐって、天文クラブの四人が少しずつ友だちになっていくのだが、その一方、玲子の視点からの話が何度も挟みこまれる。これが珍しい。ヒントがたくさんあるので、薄々は玲子のことをわかってしまうのだが、まさかこんな驚くべき展開が隠れているとは思わなかった! そう言えば、あの古典的名作もこんなテイストに出会える作品だった。児童書に限らず、驚きだけでなく、よかったという安心感を与えてくれる作品は、やっぱり心に残る。2023/01/04

まげりん

5
初めから気になる感じで始まって、なんだ?何の秘密がるんだ?と読み進めたら「そういうことかー!!」と腑に落ちた。楽しい読後だった。ネタとしては古いかもだけど、今の子には一周回っていいかも。タイムスリップに、誰かの過去を変えるとか、何かを止めるみたいなでかいことを求めてないのもいい。2022/09/30

頼ちゃん

5
最初から不思議な雰囲気。なんだろうと思わせる。でも謎解きだけではない、友情のお話。「知っているつもりでもうまく説明できないのは知らないのと同じ。知らないということははずかしいことではない」長いけど読みやすい。2022/09/23

オカピノコ

2
時空を超えた、なかなか素敵なお話だった。今の時代が昔よりも良くなっている、という観点が新鮮だった。確かにひとり一人の努力により、よい良い未来は作られる、と感じられる本だった。内気な優乃の成長する姿がいい。2022/11/30

だいてんしのいぶき

2
1ページ目からなんだか気になる不思議な雰囲気…怪しいおばあさんの一言に「何、何?ホラーなの?どういうこと?」と一気に読めました。優乃やあかりたちのクラスに来た幽霊みたいな玲子。ユレコなんて呼ばれています。自分も似たタイプの優乃が勇気を出して声をかけるのもいいし、しっかり者のあかりもいい!でも普通の友情ものかと思ったら…タイムトラベル系で面白かった!元の世界に戻るときが案外あっさり戻ったのと、男子二人の良さがあまり伝わらなかったのが残念。登場人物も話も好きな感じだったのでもっと長編で読みたかったかも(^^)2022/09/26

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