内容説明
令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。
森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。
発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。
47都道府県のうち東京を代表する川柳作家・植竹団扇のベスト作品集!
朝餉明け六つ夕餉暮れ六つ
嵐呼ばぬがぼく雨男
蟻に比べて蚯蚓晩婚
牛に引かれて俄か信心
馬は鼻の差ヒトは胸の差