ハヤカワ文庫JA<br> オーラリメイカー〔完全版〕

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ハヤカワ文庫JA
オーラリメイカー〔完全版〕

  • 著者名:春暮康一【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 早川書房(2023/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150315566

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内容説明

ベストSF2022国内篇第1位『法治の獣』著者のデビュー作である傑作宇宙SFを大幅加筆!ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞の表題作と単行本版収録の「虹色の蛇」を大幅改稿し新作中篇「滅亡に至る病」を追加した完全版

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsubun1000mg

21
久しぶりにSFを読みたくなってハヤカワSFコンテスト優秀賞という事で選ぶが、なかなかのハードSF。 表題作の「オーラリメーカー」最後まで読み通したものの理解できなかった。 残りの2編はすんなり読めたのだが、巻末の用語集、筆者による作品ノート、SF作家の林譲治氏の解説を読んでいるうちに全体像が浮かんできた。「水・炭素生物」「知性流」などの用語が解説無しでは歯が立たなかったが、壮大なスケールを味わえた本だった。 この本を一読で理解できるSFファンは凄いと思う。2023/08/26

ふりや

16
春暮さんの作品は先に読んだ『法治の獣』が本当に大好きだったんですが、デビュー作にあたる本作も素晴らしかったです。タイトルに「完全版」とあるように、単行本に収録されていた二作を改稿し、さらに描き下ろしの中篇を加えたもの。『法治の獣』と共通する世界観で描かれる三篇はどれもクオリティが高く、かつバリバリのハードSFなので、自分を含め好きな人にはたまらない一冊と言えます。用語集や著者による作品ノートも充実。まだまだ作品数は少ないですが、これからの日本のSFを牽引していく作家の一人になるのは間違いないと思います。2023/07/29

Yuri

15
上司から『哲学っぽくて、どーかなー』と、お借りした作。私には凄く面白かったです。最初は良く飲み込めなくて難しかったですが、設定が腑に落ちた瞬間、途端に面白くて!表題作と『虹色の蛇』『滅亡にいたる病』、どれも設定を引き継いだまま違うアプローチで楽しめました。2023/10/02

記憶喪失した男

15
「オーラリメイカー」は大きく内容が変わっている。旧版も手に入れることができるようになってくれると嬉しい。完全版ではなく、旧版を読みたい人もいると思う。「虹色の蛇」が8ページの追加があるという。「滅亡に至る病」はもっと有名な海外SF短編を連想してしまう。2023/08/08

九曜紋

10
初読みの作家さん。ベストSF2022国内篇第1位に選ばれた「法治の獣」に先立つデビュー作ということで、まずこちらを読む。いわゆるハードSFに分類されるジャンルだが、私にはこの人の世界観が合わなかった。遥か昔、J.P.ホーガンの「星を継ぐもの」シリーズを堪能したので、こちらもいけるだろうと正直なところ高を括っていたのだ。しかし現実は表題作を含む3篇の筋書を追うのに精一杯で、作品自体の優劣を論じられるほど理解できなかった、というのが正直なところ。2023/08/19

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