ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春

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ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春

  • 著者名:高木瑞穂【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 鉄人社(2023/07発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
  • ポイント 400pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865372601

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内容説明

ここ最近、新宿歌舞伎町のハイジア・大久保公園外周、
通称「交縁」(こうえん)には、若い日本人女性の立ちんぼが急増している。

その様子が動画サイトにアップされ、
多くのギャラリーが集まり、現地でトラブルが起きるなど、
ちょっとした社会現象にもなっている。

彼女たちはなぜ路上に立つのか。他に選択肢はなかったのか。
SNS売春が全盛のこの時代に、わざわざ路上で客を引く以上、
そこには彼女たちなりの事情が存在するに違いない。

「まだ死ねないからここにいるの」

一人の立ちんぼが力なく笑った。
本書では、ベストセラーノンフィクション『売春島』の著者・高木瑞穂が、
「交縁」の立ちんぼに約1年の密着取材を敢行。
路上売春の“現在地”をあぶり出すとともに、
彼女たちそれぞれの「事情」と「深い闇」を追った――。

■目次

・プロローグ(序章)

・第1章 統合失調症とASDを抱える女・琴音(31歳)

・第2章 二度の逮捕歴がある女・未華子(32歳)

・第3章 ハイジア・大久保公園界隈に街娼が集まり始めたルーツ

・第4章 歌舞伎町で起きた事件から紐解く、路上売春史

・第5章 ヤクザに拉致られた女・梨花(21歳)

・第6章 1ヶ月350万円を稼ぐ女子大生・恵美奈(19歳)

・第7章 彼氏に勧められて路上に立つ女・紗希(20歳)

・第8章 歌舞伎町案内人と巡る“交縁”の現在

・第9章 名物立ちんぼとして知られる老女・久美さん(年齢不詳)

・エピローグ(終章)

■著者 高木瑞穂
ノンフィクションライター。
1976年生まれ。月刊誌編集長、週刊誌記者などを経てフリーに。
主に社会・風俗の犯罪事件を取材・執筆。著書に『売春島「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ』
『東日本大震災 東京電力「黒い賠償」の真実』『覚醒剤アンダーグラウンド「日本の覚醒剤流通の全てを知り尽くした男」』(彩図社)、
『裏オプ JKビジネスを天国と呼ぶ“女子高生12人の生告白』(大洋図書)『日影のこえ』(共著、小社刊)ほか。
Twitter @takagimizuho2

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

131
川上未映子『黄色い家』を読んだ感想で「なぜ日本の女性作家は貧しく惨めなのに上昇志向のないダメ女ばかり描きたがるのか」と書いたが、撤回せねばならないようだ。もっと貧乏で愚かで救いようがないのに、その日暮らしの路上売春で生計を立てる日々に疑問を抱かない女がこれほどいるとは。明らかにケーキの切れない認知障碍者らしき人までも、一切の社会的セーフティーネットから落ちこぼれ大久保公園に吹き寄せられている。川上作品の登場人物の方が、まだ恵まれていると感じてしまう残酷な現実。彼女たちを救わねばと思うのは傲慢なのだろうか。2023/10/04

GAKU

43
精神疾患、虐待、ホス狂い女子の売掛金返済、未成年で風俗店で働けないため、いきなり立ちんぼ。明らかに昔の春を売る女性達とは、事情が違う。どちらにしても安易に春を売る女の娘も、そのような娘さんを買う男達も、おじさんには理解不能な世界。昔から買う男がいる限り、売春が無くなることはないでしょう。興味深いルポでした。 2024/03/09

侍の笛1吋

6
初作家 Youtube を賑わせている、新宿大久保公園の立ちんぼ7名への密着取材。 興味本位で見学に行ったが、ここが日本かと驚くのと普通の女の子が居るのにも目を疑う。 ホストクラブにのホストに貢ぐ為にそこまでする子が多いみたいだ。 確かに誰からも(親からも)相手にされずちゃほやと構ってくれる人がいれば情が湧くのも人間だと思うけど。 貧富の差だけでは無い何かがあるのかな?2023/09/04

しげ

5
性を売ることも、そこで得たお金を「かりそめの愛」に貢ぐことも、すべてが場当たり的で、すべてが暇つぶしのような、そんな気だるさを感じました。希望を失うということは、それに向かって己を律する心も失うということ。子どもから希望を奪わないために、わたしたち大人はどう行動すべきか。また、どう行動すべきではないのか。考えていかねばなりません。2024/06/20

つらだ

5
新宿の路上にて、自身の身体に手頃な値段を付けて容易く売り払ってしまう女性達。月並みな言葉になるが、「もっと自分の心と身体を大事にしなよ……」と思う。けれど、それが出来ない。彼女達の話を聞くと、いずれも親の虐待や育児放棄、経済的困窮から「愛された記憶がない」と語っている。最も身近な人間と、十分な愛情や信頼関係を築けなかった女性達。ゆえにそれが仮初であっても、ホストから愛情を示されれば、それを全ての拠り所にしてしまう。そうして幼少期に出来た心の穴を今必死に埋めようとしているのではないか。それを思うと、哀しい。2023/12/27

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