ダイトコミックス つるんづ怪談

著者名：つるんづマリー

大都社/少年画報社（2023/07発売）

• ISBN：9784864956062

内容説明

身近な怪異がぎっしり詰まった珠玉の超短編集！じんわりと浸み込むリアルな恐怖をご堪能あれ！「実際にあった怖い話」連載

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ツキノ]

『ヨシモトオノ』（吉本ばなな版遠野物語）のあとがきに、いちばん参考になった、小説でああいうことができたらいいな、と書かれていた漫画。少しずつ読み進めてようやく百話読了。「ふわっとした怖さが心の奥底に残る…」ってまさに。ふと、この本のことを思い出し、夜ガラスに何か写っているんじゃないかと思ったりして怖くなる。2023年7月発行

2025/11/23

[なつのおすすめあにめ]

絵柄がまったりしているのに、時たま怖い回がある。

2023/10/08

[ﾄﾞﾝﾄ]

素ン晴らしい。月刊誌「実際にあった怖い話」連載中、歌手つるんづマリーが見聞きした話をマンガ化して100話(！)集めたもの。1頁から最大5頁までの、平和な不可思議譚から「あれっ？　怖くね？？(キレ気味)」なモノまで多種多様の詰め合わせ。この「何が出るかな」スタイルと、深く考えたり調べたりせずサッと終わる語り口が、本作を平山夢明言うところの「辻斬りのような怪談」の理想系にしている。三頭身程で丸っこく真面目な絵柄が急にリアルになったり事細かになったりする手さばきも見事という他ない。現代怪異漫画珠玉の一冊。必読！

2023/08/03

[ara_shinya]

実話怪談の漫画化、というか漫画スタイルの実話怪談というべきか。正直すごく面白いわけでもないしすごく怖いわけでもないんだけど、ついつい読み進めてしまう。嫌味のないタッチでとっつきやすい作風も好感が持てます。 ちなみに、全部で百話集されているので一気に読めば百物語が完成する、はず。

2023/10/04