学問

個数:1
紙書籍版価格
¥2,200
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

学問

  • 著者名:西部邁【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 講談社(2023/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062123693

ファイル: /

内容説明

学歴より学問を選べ!――老師ニシベ曰く、人生に必要な四点セットとは「一人の別れがたい恋愛相手と、一人の頼りがいのある親友と、一個の忘れがたい思い出と、一冊の繰り返し言及する書物」。この本が、あなたの一冊の書物となることを!

<「学問」119のキーワード>
政治・権利・義務・自治・議会・憲法・官僚制・権力・権威・コミュニティ・デモクラシー・エリート・大衆・メディア・宗教・法律・国家・天皇・日本・2.26事件・グローバリズム・イデオロギー・アメリカ合衆国・国連・国際法・ナショナリズム・国益・資本主義・市場・正義・自衛・有事・戦争・平和・終戦記念日・日米安全保障条約・ハイエク・ホイジンガ・自由・作法・知恵・伝統・公心・倫理・チェスタトン・トックヴィル・バーク・ヴィトゲンシュタイン・古代ギリシャ・家族・父・母・兄弟姉妹・学校・青春・いじめ・恋愛・進学・モラトリアム・勤労・職業・競争・友情・結婚・子供・ユーモア・対話・マナー・病い・老い・死・思春期・学生時代・学生運動・転向・実存・アウトサイダー・劣等感・パラドックス・虚無・アイデンティティ・自尊・信念・運命・愛・成人・フランス革命・ルネサンス・進歩・ヒューマニズム・人権・平等・産業革命・科学・ルソー・アダム・スミス・マルクス・ソクラテス・プラトン・キルケゴール・ニーチェ・ハイデッガー・ヤスパース・オルテガ・オークショット・福田恆存・田中美知太郎・清水幾太郎・三島由紀夫・実学・一身独立・遺産・未来・豊かさ・専門・人生・福澤諭吉・夏目漱石・小林秀雄

目次

第1章 政治を問う
第2章 国際関係を観る
第3章 道徳を学ぶ
第4章 社交を察する
第5章 「生きる」を考える
第6章 歴史を想う
第7章 哲学を思う
第8章 実利を計る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

28
119の社会、政治、人物、哲学に関する設問に答える。スペシャリストではなくジェネラリストとして。途方もない長い時間、多くの人々によって取捨選択,デバッグ,安全装置を設けられてきた、歴史と伝統という物差しを持って、古典を使って世界をみる。見た後に、世に正義正解として溢れているものの、矛盾,欺瞞,瑕疵。所詮人間、現代が変化、高度化しているわけでなく、使う道具が扱いかねるほど急激に進化しているにすぎない。その道具の奴隷か同化する諦観、ニヒリズムに傾くことなく、人間が人間を取り戻すか否かを任せて、著者は本年入水。2018/02/10

station to station

2
本書の題である「学問」とは、専門化・単純化した知識や理論のことではない。真の意味での「学問」とは、物事の全体像をつかむための総合的な知のあり方を指し、それを引き受ける者を著者は「ジェネラリスト」と呼び、現代は専門人(スペシャリスト)たちがジェネラリストを扼殺する時代であるという。政治や国際関係から人間論、死生論、さらには人物評に至るまで縦横無尽に論じる本書は、「ジェネラリスト」としての著者の面目躍如である。2020/05/30

今川栄吾郎

1
 政治・国際関係・道徳・社交・生きる・歴史・哲学・実利という8分野に大きく大別された構成になっている。  各項目を通じて西部さんが言いたいことを無知な私なりに簡潔に述べると、近代になって日本が失ってしまった事柄を指摘し「保守の神髄の提示」、思想対立に代表されるようなどちらか極端ではなく「平衡」であることの大切さ、現代の所謂専門家と言われる人の「専門家」であるが故の視野の狭さ、またそれに迎合している「大衆」が作り出す社会への危機への警告これがざっくとした私なりの解釈です。 また、再読したい本です。2018/05/14

がんぞ

1
哲学者というのは、ほんらい世間知に通じ時事問題に見識を示すべきもので即答に近い形で示されたものを編集したと言う。2003年の時点においてアメリカ不動産バブル崩壊、中国の尖閣諸島など領土拡張戦略、ライフライン崩壊の大天災を予見しているかのような悲観的な見解が多いようだ。日本の政治家が勉強不足で「仮免」首相では迫力でも対抗できない、とはよく言われるが根本的には「哲学」=戦略が無いのではないのか?行き詰っているたとえば北朝鮮との交渉も相手のプライドを保つの一点から解きほぐすことも出来るのではないか? 2011/07/25

有無

1
西部さんの言いたいことをダイジェストで詰めたような本。現在を漫然と生きている人に、一滴の懐疑を与える本。2011/01/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/409159
  • ご注意事項