講談社+α新書<br> 「山上徹也」とは何者だったのか

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講談社+α新書
「山上徹也」とは何者だったのか

  • 著者名:鈴木エイト【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2023/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065328729

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内容説明

安倍元首相暗殺から1年、統一教会と政界、そして山上徹也容疑者の実像を追い続けた著者だから書ける事件の深層とは!

山上はなぜ接見に応じないのか/「なかったことにしたい」勢力/山上に送った四通の手紙/宗教2世との微妙な距離感/統一教会・政治家・メディアの恥ずべき関係性/狙いは本当にテロだったのか/私の責任について/山上からの「回答」/被害者と加害者

(主な内容)
序 章  風化する「統一教会問題」と「なかったことにしたい」勢力
第一章  山上徹也と安倍晋三、鈴木エイトをつなぐ「奇妙な縁」
第二章  銃撃事件後、逮捕された山上が供述した「恨み」
第三章  鑑定留置中の山上徹也に送った手紙
第四章  事件の約一週間前に山上徹也から届いていたメッセージ(前編) 
第五章  山上徹也に複雑な思いを抱く「宗教2世」たち
第六章  事件の約一週間前に山上徹也から届いていたメッセージ(後編)
第七章  山上徹也が抱えていた「マグマのような憤り」の正体
第八章  山上徹也は事件前からSOSを発していた
第九章  山上徹也が見た「絶望」の正体
第十章 「統一教会の被害を食い止めた」ために罪が重くなる可能性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小鈴

22
積読消化。続きの巻がでたのでまずはこちらを。この本のキモは事件前に山上哲也がDMがきていた、ということだろう。著者がそのことに気づいたときには既にアカウントが凍結されて見られない状態。。。その中身はどのような内容だったのか。著者は自責の念にかられながら、統一協会、安倍晋三、山上哲也、著者の関係をたどる。 繰返しの文章が出でくるし、先延ばし感は否めないが興味深く読みました。2024/04/06

ピンガペンギン

22
著者は2009年から「やや日刊カルト新聞」などで統一教会問題を追及してきた(鈴木氏は最初には2002年に関わり始めたという)。週刊朝日などにも記事を寄稿してきた著者による山上徹也の事件を起こした動機に迫ろうという本。最近出版された別の本が世代論に偏っているのに違和感があるという。山上徹也が親族と弁護人以外とは接見しない現状では著者の意見も推測にすぎない。しかし自分の意見を正しいもののように提示していないところは好感がもてた。あとメディアがコントロールされている状況で、国民が主体的に情報を求めたり→2023/08/22

うみ

21
エイトさん、あなたはそんな重い十字架を背負っていたのですね。断じてあなたのせいではない。だけれども、この件に関して書けるのはあなたしかいない。であればまた読ませていただきたいと思います。硬質な文体で公平な目線で、事実をただ事実として書かれる著作には好感しかありません。2023/10/09

JILLmama

20
山上とのある程度の対話を期待していたが、ほとんどが鈴木氏の考察だった。彼の本当の自供を聞くまでは、事件の真相は分からないと思う。2023/07/28

こまごめ

18
山上容疑者についてジャーナリスト鈴木エイトが取材した現時点でのまとめ。丁寧に取材して山上容疑者とは何者だったのかは結論は出さずに読者に問うている。 この事件もあれだけ騒がれたのに裁判が始まらないので人々の記憶から忘れさられようとしてますね…また選挙がある時にカルト宗教と手を組めば票が読めるという現在の状況は異常だと思います。 安倍晋三の統一教会へのビデオメッセージが世に出た時の統一教会2世の絶望感は想像出来ない…何を訴えても無駄なのでは?という無力感…何とかよい方向に世の中が変わって欲しい。2023/08/19

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