ブルーバックス<br> 図解・気象学入門 改訂版 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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ブルーバックス
図解・気象学入門 改訂版 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

  • 著者名:古川武彦【著】/大木勇人【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 講談社(2023/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065326336

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内容説明

数十トンもある雲が落ちてこないのはなぜ? 雨粒はどのようにできる? 高原は太陽に近いのになぜ涼しいの? ジェット気流って何? 高気圧や低気圧はなぜできるの? 台風はどうやって発達する?
気象にまつわる素朴な疑問から、気象と天気の複雑なしくみまで、その原理を詳しく丁寧に解説。「しくみがわかる」を重視した入門書です。気象用語の多くを網羅し、気象予報士を目指すスタートにも最適です。
たとえば、下記のような「原理(しくみ)」を解説しています。
・「湿った空気」は重くない
・「赤外線のジャグリング」で気温が決まる
・「気圧のセオリー」でわかる低気圧と高気圧
・「ジェット気流が低気圧・前線を発達させる

本書は、2011年3月に出版され、23刷まで増刷された『図解・気象学入門』の改訂版です。この12年の間、それまではほとんど聞くことのなかった「線状降水帯」といった気象用語が天気予報で盛んに使われるようになりました。「今までと違う」と感じられる異常気象が毎年のように現れ、気象を理解することへの関心はますます高まっているのではないでしょうか。
改訂版は、そのような変化に対応できるよう、わかりやすいと好評であった内容はそのままに、新しい気象用語を加えました。さらにわかりやすくするための修正や補充を行った最新完全版となっています。

1章 雲のしくみ
2章 雨と雲のしくみ
3章 気温のしくみ
4章 風のしくみ
5章 低気圧・高気圧と前線のしくみ
6章 台風のしくみ
7章 天気予報のしくみ

目次

第1章 雲のしくみ
雲が空に浮かんでいられるわけ/温められた空気を上昇させる力は何か/湿った空気は重くない/水蒸気はどう雲の粒に変わるか/雲ができる大気の構造を知る/雲にはどのような種類があるか
第2章 雨と雲のしくみ
雲の粒から雨粒への成長の鍵は何か/日本付近の雨はどのようにして降るか/自分で殖える積乱雲の不思議/豪雨はどのようなときに発生するか
第3章 気温のしくみ
大気を温める「放射」を知る/1日の気温変化はどのように生じるか/気温は緯度と季節によりどう変わるか
第4章 風のしくみ
気圧の差は何によってできるか/地上の風はどのように吹くか/上空に吹く風はどうなっているか/地球規模の風はどうなっているか/大陸と海が生み出す季節風
第5章 低気圧・高気圧と前線のしくみ
温帯低気圧はなぜ発達できるのか/温帯低気圧の発生から消滅まで/いろいろな高気圧のでき方/梅雨はなぜ起こるのか
第6章 台風のしくみ
台風は組織化された積乱雲でできている/台風はどのようにして発生するのか/台風を発達させるしくみ/台風はなぜ日本にやってくるのか
第7章 天気予報のしくみ
天気予報に必要な気象観測/コンピュータはどのように予報を行うのか/いろいろな天気予報

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

101
最近気象の状況がかなりおかしいというのでこのような本を読んでみることにしました。最近気象予報士の試験を受ける方も身近にいるようになっているので、気象に興味を持つ人も増えてきたのでしょう。この本では、雲のしくみ、雨と雪のしくみ、気温のしくみ、風のしくみとかなり初心者にとってもわかりやすく説明してくれています。昔の地学の授業とはえらい違いでした。2023/12/10

nico🐬波待ち中

74
入門書だから読みやすいかも、と思ったけれど図や写真を見ないとなかなか理解できない不甲斐ない私。。ある程度知識を持った人でないと読みにくいかも。これは即、現役高校生の次女に譲り渡します。雲が気象にとってこんなにも大事な存在とは。気象の様々な現象に雲が影響していて驚いた。普段何気なく眺めている雲。その存在意義に感心させられた一冊となった。この前ニュースで、このままいくと日本は四季から二季へかわるのでは、とあった。異常気象により春と秋がなくなるのは本当に困る。早く何とかしなければ、という危機感ばかりが残る。2023/08/12

もっぱら有隣堂と啓文堂

9
安生正「ホワイトバグ」のメインテーマの一つが環境破壊で登場人物が全球凍結の異説を唱えていた→全球凍結と言えば大量絶滅か→いつの時代に出来事か生命の進化史を知らねばならんな→環境破壊と気象は密接な関係があるよな、という思考で手に取ったもの。至極文系で理数を避けてきた身には気象は難解で。ただ本書は雲の粒はなぜ地上に落ちてこないのかから始まり、好奇心が揺さぶられるので時間はかかるが納得しながら読める。もっとも職場の行き帰りにはなかなか重かったが。気象が難解なのは複雑系科学であるからという事実にようやくたどり着く2023/11/06

特盛

9
評価4.5/5。天気のメカニズムに関して大変分かりやすく解説されている。雲の10分類を覚えると空を見上げて楽しめる。低気圧(台風含む)高気圧などのメカニズム・天気図を理解すると天気ニュースへの興味が湧く。(天気予報の裏側と変遷を読むと、これまで天気予報当たらないじゃないか!なんて腹立ててたのが申し訳ない)。 人生で接する情報で天気ほど頻度が高くて実利的な知恵はなかなかない、という意味では人生に深みと喜びをもたらせてくれた本であり感謝である。2023/10/04

kamekichi29

4
気象の原理など、豊富な図で説明されているけど、文章がなんだかとっつきにくくてほとんど頭に入ってこなかったです。。2024/04/27

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