内容説明
ダイヤにない時間に来る地下鉄、死者の声が聞こえるマンホール……。それはすべて、あの世への入り口。高校生の石津南美は、そりの合わない家族やクラスメイトに囲まれながら、退屈な毎日を送っていた。そんな時、南美は黒塚亜莉沙という美しい少女と出会う。二人はすぐに打ち解けるが、ある日亜莉沙は、異形の者がひしめく電車に乗り込み、南美の目の前で何処かに消えてしまった。南美は、亜莉沙を救い出すことを誓うが――。異界に通じる場所「ヨモツヒラサカ」の秘密を追う、傑作ホラー小説! 文庫オリジナル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
37
現実に生きづらさを感じている人の側に異界はあるのかもしれない。2023/11/03
キナコ
20
怪談シリーズ4巻。前作での登場人物もちょこちょこ出てくる。人の認識を歪めるなかで、あの世とこの世を繋げようとする話。現代社会の中で、人々の心がどこまで荒んでいるかが考えさせられる。ライトホラーノベルなのもあり、あっさりと読める。2024/02/08
備忘録
19
現実に満たされない人たちを異界ヨモツヒラサカが取り込んでいく 現実に起こったら怖いシチュエーションでも読んでいて恐怖は感じない作品 綺麗にまとまって良い終わり方だったと思う2025/05/24
igaiga
13
気軽に読めた。割と好き。最後も登校拒否になってた南美にとっては明るいラストで良かったのでは?? 2025/06/15
あずとも
9
異界に通じる場所「ヨモツヒラサカ」の秘密を追うライトなホラー。都市伝説の始まりはどこか?考えたことなかったけれど確かに始祖はいるはず。面白かった。2023/07/17
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