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内容説明
突如として始まったロシアのウクライナ侵攻。戦いの趨勢は逐一報道されゼレンスキー大統領の言動は注目の的だ。ウクライナのニュースを目にしない日はない。一方で、ウクライナで今を生きる人々の声を聞くことは少ない。ロシア軍による拉致・監禁、地下壕での生活、自宅近くに落ちるミサイル。戦争で変わった日常に対して、人々は何を感じ、どう生活を営んでいるのか――。ジャーナリストが現地で集めた市民による“戦い”の記録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪月花
45
ロシア語が堪能な岡野直氏が戦時下のウクライナに赴き、ウクライナの人々の生の声を本にした。これは絶対に読まなければ、と思った。史上最も「可視化」された戦争、と言われるこのロシアとウクライナの戦争が長引く中、ロシアの砲撃に耐えながら、ウクライナの人々はどのような避難生活を強いられているのか、人々の価値観や思いはどう変わってきたのか、前線で戦う兵士となった女性や神父の話なども聞くことができ、人間の強さと尊厳を垣間見ることができる。とは言え、何はなくとも一刻も早くこの戦争が収束することを願う。2023/09/15
よっち
37
突如として始まったロシアの侵攻で変わった日常に対して、ウクライナの今を生きる人々は何を感じて、日々をどう暮らしているのか。戦時下で生きる人々の声を、ジャーナリストが実際に現地で取材した1冊。ロシアの突然の侵攻をウクライナの人々はどう受け止めたのか。消滅した50万人都市とロシアとの文化と言語の対立、ボランティアがさせる市民生活、彼らは何のために戦うのか、ミサイルが落ちてくる日常、市民が語る大統領など、やはり様々な優先順位や考え方を持つ人がいて、それをとりまとめて困難に向き合うことの難しさを改めて感じました。2023/08/14
Nobuko Hashimoto
28
戦時下のウクライナ各地をまわり、100人を超える市民と交わした言葉をまとめた取材記。ウクライナの文化や芸術を守り抜こうとする人、大学での職を投げうって戦うことを選んだ人、危険を顧みず兵士や市民を支援する活動を続ける人など、日本の私たちが知りたいと思う現地の様子を伝えてくれる。また戦争を通してのゼレンスキー大統領の変貌が、近しい人によって語られる。関西ウーマン信子先生のおすすめの一冊で紹介。https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=2022602023/08/06
kan
27
ウクライナ市民に著者が直接ロシア語で聞き取りをした貴重な記録。時に分断を生む宇語と露語の使い分け、宇軍志願兵の実態、ボランティア団体の重要性など、一般市民の状況を詳細に伝える。特に、言語や文化のUkrainizationとRussificationと、家庭と学校での言語の使い分けにより微妙なタブーが生まれている実態は興味深い。国鉄が第二の軍隊と呼ばれているのに膝を打った。先日授業で、国境なき医師団が特別仕様の医療列車で患者をリビウへ搬送する動画を扱ったが、それが国鉄だ。強力な輸送網と組織力が垣間見える。2023/09/30
Aby
7
今も戦時下にあるウクライナ.戦争が始まってまもなく,現地で生きる人たちへのインタビュー集.あとがきの日付は2023年5月.それから1年.まだ終結していない.ここで話をしてくれた人たちは,無事であろうか.■戦争が始まったことで,ウクライナの文化や言語が改めて際立ってきたようだ.2024/07/28
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