平凡社ライブラリー<br> 妖精・幽霊短編小説集 - 『ダブリナーズ』と異界の住人たち

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平凡社ライブラリー
妖精・幽霊短編小説集 - 『ダブリナーズ』と異界の住人たち

  • ISBN:9784582769494

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内容説明

ジョイス『ダブリナーズ』を同時期の妖精・幽霊作品と併読する短編集。19世紀末~20世紀初頭のリアルな超自然的世界が立ち現れる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

60
ジェームズ・ジョイスの『ダブリナーズ』を主軸にアイルランドの妖精・幽霊に纏わる挿話を収録。取り換えっ子が生じた場合の対処法を伝える「卵の殻の醸造」ですが、妖精と分かった時の対処法が結構、凶暴すぎて絶句した。高里君(『魔性の子』)がそうならなくて本当に良かった・・・。アイルランドの愛国心がささやかな幸せを壊す「キャスリーン・二・フーリハン」。最後に少年が見た者が「女王のように歩く若い女」という部分にゾッとした。ファムファタールは決して人間だけではないのだ。通夜に掛けたい曲に選出される「フィネガンの通夜」収録2023/09/18

フリウリ

13
ジョイス「ダブリナーズ」を幽霊譚の集積として読む、という本書。①妖精との遭遇、②アイルランドの化け物、③心霊の力、④底なしの愛、⑤まつろわぬ魂、⑥霊界物質と祈祷書、⑦復活の日、⑧永久の眠りを恋人に、の8章各3編(1章のみ4編)からなり、各章末尾はジョイスの作品が置かれる。読み終わって、ジョイスの作品は相対的に難解で、「難解であること」のなかに「わけ」があることがわかる気がした。名前で読むわけではないが、「心霊の力」の3章は、ジェローム、ディケンズ、ジョイスと並び、やっぱり充実したものがある。62025/12/30

蘇我クラフト

5
妖精や幽霊奇譚の文豪たちのアンソロジー。知る名前は沢山、しかし未読の短編小説のオンパレード。この出版社が気になり始めた2023/09/10

たつや

4
Jジョイスの「ダブリナーズ」を妖精幽霊短篇として編んだアンソロジーだそうだ。読み易いが、元の本を知らないから、良さが理解出来ていないかもしれない。2024/05/05

ムーミンママ

4
アンソロジー。妖精&幽霊譚。短編なので分かりやすかった。2023/11/10

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