日本経済新聞出版<br> 世界最高峰の経済学教室

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日本経済新聞出版
世界最高峰の経済学教室

  • 著者名:広野彩子【編著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 日経BP(2023/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296116492

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内容説明

ベッカー、セイラー、アリエリー、ミルグロム、ロス、リスト、ヘックマン、バナジー、アセモグル、スティグリッツ、ロドリック、ラジャン――。ノーベル賞受賞経済学者からその有力候補者まで。『日経ビジネス』経済学担当記者が世界トップクラスの著名経済学者にインタビュー、あわせて研究内容・背景を解説。現代経済の課題、その解決を目指す経済学の最前線の動向をビビッドに伝えます。

人的資本論、行動経済学、組織の経済学、マーケット・デザイン、教育、開発経済学、グローバル経済、政治と経済との関わり、イノベーション、グローバリゼーションなど、多様な経済分野について、それぞれの分野を代表する経済学者が、現代社会の直面する問題に経済学はどう向き合っているのか、解決に向けてどのようなヒントが得られるのか、研究の動機、成果、社会における役割、政策への提言などを率直に、自在に、語ります。

現代を代表する経済学者たちの率直で平易な言葉からは、経済学という人間行動の探究が、時代を超えて社会を変える力を持つことが実感できます。また、インタビューとともに、各経済学者の研究のバックグランド、個性などを十分に紹介。経済学のパワーを知り、経済学をより身近に感じられる教養書です。

目次

まえがき

第1章 高齢化社会の「人的資本理論」 ゲイリー・ベッカー

第2章「にんげんだもの」の行動経済学 リチャード・H・セイラー

第3章 「利他的な行動」の経済学 ダン・アリエリー

第4章 ビジネスに役立つ経済学 ポール・ミルグロム

第5章 「適材適所」を可能にするマーケットデザイン アルビン・E・ロス

第6章 アイデアを「スケール」する経済学 ジョン・A・リスト

第7章 5歳までのしつけや環境が、「生き抜く力」をつくる ジェームズ・J・ヘックマン

第8章 成長戦略にはエビデンスがない アビジット・バナジー

第9章 政治経済学をデータでアップデート ダロン・アセモグル

第10章 高齢化から付加価値生み出せ ジョセフ・E・スティグリッツ

第11章 新しいグローバル化、新しい産業政策 ダニ・ロドリック

第12章 グローバリゼーションは死なない ラグラム・ラジャン

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

89
もう少し内容があるのを期待したのですが、本の体裁が立派であるのに対して若干不満が残るものでした。現在の確かに最高水準の経済学者の理論の紹介などが中心で有難いのですが、そこまででもう少し理論的な裏付けや内容を詳しくしてもらいたい気がしました。あと日本人の学者でここに紹介できる人物はいなかったのでしょうか(昔の宇沢弘文先生のように)?2023/09/17

ジョンノレン

47
日経ビジネスが取材しできた米国大学系の経済学の重鎮12名の業績や主張をまとめたもの、以下覚書まで。ゲイリー・ベッカーは「人的資本」に着目、日本人には自ら考えることと移民受入を勧奨。伝統的経済学の「合理的人間」否定からスタートした行動経済学のリチャード・セイラーはひと工夫でより良い選択肢を増やす「ナッジ」を提唱。利他的行動に着目したダン・アリエリー。上昇進行の「イングリッシュオークション」の方が逆の「ダッチ同」より優れているというオークション理論のポール・ミルグロムは「組織の経済学」でも功績。2024/08/24

まゆまゆ

13
ここ20年くらいの経済学者12名のインタビュー記事を理論とともにまとめて紹介していく内容。ゲイリーベッカーの人的資本理論に始まり、ナッジの普及に努めたセーラーなどの行動経済学からスティグリッツなどのマクロ経済まで。ゴールディンが載っていなかったのは残念(笑)2023/10/11

リットン

10
世界最高峰の経済学教室というタイトルだが、どちらかというと「経済学者教室」って感じで、経済学自体より、いまどきの経済学者にはこんな人がいますよ、的な本で、思っていたのと違った。研究自体は触りだけ、という感じで、背景知識不足もあり、ピンと来ずに終わるところも多かった。ある経済学者の言葉で、経済学者でない人への十戒があり、その中で、「仮定が非現実的だという理由でモデルを批判すべきでない。その仮定がもっと現実的なものになる場合結論がどのように変わるかを尋ねよ」というのは、なるほどなぁと感じた。2023/10/02

たか

6
大物経済学者へのインタビュー集。内容も良かったが、専門知識があり、ノーベル賞受賞者や日本の有名経済学者とつながりをもっている記者が存在していることにも驚き。12名の経済学者のインタビューが収録されているが、専門分野や意見の方向性も様々で、また経歴も寄り道が多く面白い人が多い。経済学には工学的な側面と哲学的な側面の両方がある。後者が力を失い前者がビジネスシーンで存在感を高めているが、世界経済を語るスケールの大きい話もやはり経済学の魅力であり続けるのだと思った。スティグリッツの話が一番好き。2023/07/29

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