自分の農地の風・水・土がわかれば農業が100倍楽しくなる

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自分の農地の風・水・土がわかれば農業が100倍楽しくなる

  • 著者名:田村雄一【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 築地書館(2023/07発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784806716525

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内容説明

自分の農地の風・水・土を分析して「楽しくて作りやすい」農業を目指そう。生産高や甘味だけを重視した栽培法は、野菜と人の両方に無理を強いている作りにくい農業。家庭菜園を楽しむ栽培初心者からプロ農家まで、野菜づくりで悩んだことがあるすべての人におすすめの1冊。

目次

序章 いま、農業界には新たな概念が求められている
なぜいま、風水土(ふうど)なのか
生産高至上主義
想定する人、「解く農家」
想定する空間「作物圏」

第1章 風水土について
霧の出るところは野菜や果樹、お茶がおいしい
風土に則ったモノづくりが理想
マクロ風土とミクロ風土
風水土は、相互作用を利用
風水土、それぞれについて
風は土へ、風は水へ
小学一年の朝顔栽培と素焼きの鉢

第2章 風(ふ)について
水がこぼれる桶
光と生産効率
光エネルギーのバトン
光が一番大事?
光はそれほどいらない?
光と温度のタイムラグを縮めるv 植物も運動不足? 
夜眠れないと、疲れがとれない
植物本体の葉の色を見る
風(ふ)の設計
空気の淀み、流れをどこにつくる

第3章 水(う)について
土を変える水の働き
水を吸える土の構造
水稲に水を吸い出させる
毛細管現象を維持するか断ち切るか
根の広がりで作物が多収できる(事例1)
淀み空間
水(う)の設計
主体である作物を含む農空間の水

第4章 土(ど)について
マクロ風土が代表作物を決定する
農家は料理人ではない。料理人は作物本人だ
何を調理台に載せるか
肥料をたくさん入れる有機農家が土を乾かしてしまったら……
ジェットコースター栽培
支えとなる深部の根
根の広がりが作物を強くする(事例2
根の広がりが作物を強くする(事例3)
硝酸態窒素とアンモニア態窒素の比率
土(ど)の設計
土を動かす
多様な土壌の意味

第5章 風水土の多様性戦略
作物圏の生物叢
作物圏の形態と配置
地上の半球(風半球)――陽だまりと木陰
地下の半球(地半球
表面積と比熱が影響を与える生物の住処
ミミズとカビは、トレードオフ
種の多様性の基準
みんな、みんな生きているんだ、友だちなんだ
雑草を生のまますき込んではいけない理由
雑草駆除は、「居心地が悪い」環境にすること
恒常性
絶対失敗しない堆肥化技術
資材・肥料の地産地消

第6章 理想の農空間構想と実践(事例4)
目指すのは1000年先
土壌分析・処方箋・施術――「土の学校」で教えたこと
エコトープ区分図を作ってみよう
土の学校の全体構想
補足説明

あとがき
参考文献
キーワード解説