太平洋戦争の真実 そのとき、そこにいた人々は何を語ったか

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太平洋戦争の真実 そのとき、そこにいた人々は何を語ったか

  • 著者名:神立尚紀【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 講談社(2023/07発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065304051

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内容説明

「戦争は壮大なゲームだと思わないかね」――終戦の直前、そううそぶいた高級参謀の言葉に、歴戦の飛行隊長は思わず拳銃を握りしめて激怒した。
「私はね、前の晩寝るまで『引き返せ』の命令があると思っていました」ーー艦上攻撃機搭乗員だった大淵大尉が真珠湾攻撃を振り返って。
「『思ヒ付キ』作戦ハ精鋭部隊ヲモミスミス徒死セシメルニ過ギズ」ーー戦艦大和水上特攻の数少ない生存者・清水芳人少佐が、戦艦大和戦闘詳報に記した言葉。
「安全地帯にいる人の言うことは聞くな、が大東亜戦争の大教訓」――大西中将の副官だった門司親徳主計少佐の言葉。
「私は『決戦』と『手柄を立てる』という言葉が大嫌いでした。決戦というのはこの一戦で雌雄を決するということなのに、決戦だ、決戦だとなんべんも。そんな掛け声で部下をどれほど失ったかわかりません」ーー零戦初空戦を飛行隊長として率い、終戦まで前線で戦い続けた進藤三郎少佐。
「戦後、GHQの占領政策を聞いたときにガッカリしました。なんだ、二・二六の青年将校がやろうとしていたことと同じじゃないかと」ーー日米開戦前に中国戦線からのベテラン搭乗員。二・二六事件の折は、予科練の生徒で鎮圧軍として出動した。角田和男中尉。
「日露戦争でロシア軍の捕虜になった人が、日本に帰れずにアメリカに渡って浄土真宗の僧侶になっていて、マッコイに会いに来たことがありました。立派な人でしたが、我々も日本がもし勝っていたら帰れなかったでしょうな。負けて、日本に軍隊がなくなったから帰ってこれたようなもんですよ」――戦中、捕虜となって米本土の収容所にいた中島三教飛曹長。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さぜん

46
#NetGalley攻撃機搭乗員だった人々の証言集。命令を下す人、実戦を潜り抜けた人、様々な立場にいても当時を語る言葉の重みは等しい。毎朝搭乗員を振り分けることが苦痛だった上官。死へと送り出すからだ。戦後の日本人の変わり身に嫌気がさした人もいる。誰の為に戦ったのか。戦争は理不尽に人生を変えてしまう。こうした証言を残し伝えていくことを痛感する。2023/08/28

不識庵

7
口角泡を飛ばして叫ぶ国威発揚も、平和も、その大きな声の持ち主は、だいたいが嘘くさい。ウクライナの戦火も、熊の出没も、等しく「安全圏」から見ているに過ぎないからだろう。挑発を繰り返したり、力で侵略したりするならず者国家は存在する。それが冷厳な現実である。熱に浮かされたように唱える平和も、民族高揚も、等しく愚かしい。平和を継続したいなら、戦火に生きたその声を聴き、熱しやすく冷めやすい大衆性から遠く離れて、確固とした自己を持つべきである。2023/12/18

tban

4
貴重な証言集 特攻関連の著書が多い著者が、足で集めた貴重な証言集。 有名な撃墜王から無名ながら重大な局面に居合わせた人など、 その証言には重みがあります。すべての人の人生に考えさせられる 深みのある1冊です。2023/07/10

手ぬぐいゲッター

1
実際に戦争を体験した人たちの話を読めてよかったと思いました。2024/06/23

Oki

1
何十年もかけて高くしてきた戦争の敷居を一気に下げてしまう、プーチンのような細胞をどうするかが人類の課題。 2023/08/05

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