内容説明
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ロマンだけでは食べていけないが、ロマンのない考古学なんてつまらない! 墓石に閉じ込められたり、原因不明の病にかかったり、人骨と過ごしたり……発掘調査は命がけ! 前代未聞、考古学者たちのノンフィクションエッセイ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マリリン
48
面白かった! 知らないことを知る好奇心が刺激される。文体と拘りに各研究者の色彩を感じる。この世界に入ったきっかけや発掘作業も興味深いが、各国のトイレ事情や風習、食事等も興味津々。骨フェチと中国の多彩な食卓、最初に登場した写真が著者がダンスに興じる姿だったペルーの発掘調査が一番面白い。現地の方と思ったら著者だった。情熱溢れる酒宴で溢れるのは情熱だけではない...。怖いのは墓堀りだけではない。怖いもの見たさに項捲りが止まらない。書けない怖いものも知りたい。発掘調査は冒険か探検か?好奇心が満たされる読書だった。2023/12/08
ダミアン4号
44
タイトルを見てオカルト的な体験談なのか?と思っていたんですが(少しだけあります)そんな物よりもっと怖いのは…。エジプト、シリア、ペルー、中国…海外で活躍されている考古学者の皆さんの体験談。博物館で特別展が催されると「これがあの有名な…」と身を乗り出して覗きこむ方。あの感動は調査に携わった皆さんの賜物です。本当にありがたい。現地で間違いなく苦労するのはやはり食と住…特にトイレ事情は深刻ですね。中国の田舎は無理だなぁ。そしてお金…自己負担もあるとは知りませんでした。調査団応援の意味も含め募金しなきゃと思います2023/09/20
えっくん
39
★★★☆☆エジプト、中国、ペルーの考古学者3人が現地で遭遇した怖い体験を披露した本です。遺跡の発掘調査は当時の歴史を探るための地道で忍耐のいる大変な作業というイメージですが、発掘中に墓の中に独り閉じ込められたり、砂漠で遭難したという体験は命がけの仕事ですね。三者に共通するのは、現地での食事やトイレ事情の悍ましい話で、これは古今東西人類共通の話題ですね。噂には聞いていましたが、やはり中国の溝トイレはお国柄というべきかもしれませんがなかなか強烈です。しかし考古学者じゃなくても体験しそうな話も多かったような…。2024/02/15
グラコロ
26
進路で考古学を学ぼうか迷ったことがある。当時、人気の森浩一教授に教わるのもいいかなあとも思ったんだけど、虫がうじゃうじゃ出てくるで〜と進路の先生に脅されて、ヘタレな私は英文科に決めた。本書はエジプト、中国、ペルーの考古学者たちがそれぞれの怖い話を披露するけど、トイレ、料理、交通など、まあ想定内かなと油断していたら、最後のほうで悪霊に取り憑かれた話が。でも明らかに呪われているのに、本人は懲りてない。考古学者ってある程度は鈍感・無神経でないと務まらないのかな。2025/03/07
はる
24
面白かった。考古学、遺跡大好きな私にはたまらない一冊です。怖い呪い等の話もあるのかな?って思っていたら食にまつわる話だったり、地元の人達との交流や発掘作業での苦労だったりでした。しかし、ラストでちゃんと期待に応えてくれました。やっぱりあるのですね。2024/08/12
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