BL研究者によるジェンダー批評入門 - 言葉にならない「モヤモヤ」を言葉で語る「ワクワク」

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BL研究者によるジェンダー批評入門 - 言葉にならない「モヤモヤ」を言葉で語る「ワクワク」

  • 著者名:溝口彰子
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 笠間書院(2023/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 810pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784305709899

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内容説明

普段何かを見るたびに感じていた「モヤモヤ」「いいね!」に対して、「そういうことだったのか!」と納得してスッキリするだけでなく、
「いろんな映像作品を見て分析したい!」
「好きな作品をもっともっと応援したい!」
「S N Sで作品批評をしてみたい!」
……と、自分の気持ちを言葉で表現する「ワクワク」に目覚めるはずです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

16
BL研究者によるジェンダー批評入門: 言葉にならない「モヤモヤ」を言葉で語る「ワクワク」に変える、表象分析のレッスン。溝口彰子先生の著書。ジェンダーやフェミニズムについて学べる良書。ジェンダーやフェミニズムについての知識も理解もない人に読んで欲しい一冊だけれどジェンダーやフェミニズムについての知識も理解もない人はきっと手に取ることもないのでしょうね。 2024/05/01

マーブル

12
漫画、映画、そして現代アートを含めたビジュアル作品を、ジェンダーの切り口から批評してみようとお誘いする本。これらは、決して一面からのみでなく、多面的に鑑賞することが可能だ。ことに優れた作品は、より多面的な鑑賞、批評に耐えうる。描写、ストーリー。そこにジェンダーの切り口での批評を加える。俎上に上がるのは例えば安部公房原作の映画『砂の女』。あるいはドラマ化、映画化を繰り返して話題になった『おっさんずラブ』。作家の意図に関わらず、作品に含まれたジェンダー的表現。または、含んでしまった社会的影響を考察する。2023/06/24

ganesha

4
レズビアン・フェミニスト・BL研究家兼愛好家の早稲田准教授による、映画ドラマ漫画現代アートなどのビジュアル作品におけるジェンダー批評。第一部はふたりの会話形式で作品について学べ、二部には一部の元になった論文や解説文が掲載されていて、堅苦しさが少なくするすると読了。異性愛者向けのレズビアン作品や何食べがBL誌の掲載を断られたこと、スポーツ界のホモフォビアが印象に残った。2024/08/10

die_Stimme

3
BLを読むゲイの方が読むときにどう感じるかというのはたしかに気になるところなので、かなり詳細に論じられていてよかった。「これはゲイが主人公の映画ですけど、単なるゲイ映画じゃなくて普遍的な愛についての映画ですよね」的な言い方は私も、マイノリティが登場する作品の感想を言うために同種のことを言ってしまうことがあったかもしれない。「普遍的」という言葉で自分たちのものにしてしまう傲慢さ。異性愛者の、自分たちも楽しめる作品だから認めてあげるよ、というジェスチャー、それに気づきもしない傲慢さ。気をつけよう。2023/08/15

skr-shower

2
他地区図書館本。モヤモヤの言語化。自民党高年齢世代を中心とした、「俺は嫌だからイヤなんだ」と駄々っ子のような論争にもならない言い方…普通とか普遍的とか使い方が現代では難しすぎる。女子サッカー界のエピソードは知らなかったので、そうなのか!とびっくり。「おっさんずラブ」は見ていないが食指が動かず、なぜあんなに受けたのか不思議。2025/05/12

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