星合う夜の失せもの探し

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星合う夜の失せもの探し

  • 著者名:森谷明子【著】
  • 価格 ¥1,899(本体¥1,727)
  • 東京創元社(2023/07発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488028978

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内容説明

れんげ野原の中にある秋葉図書館には名探偵ばりの司書がいる。曾祖母の残した開かずの文箱、失踪したブックカフェの猫、図書館開設準備中に発覚した旧家の秘密……。そんな謎を抱える利用者を、誰もが知る古典や名作や、知る人ぞ知る本をそっと差し出して、解決までやさしく導きます。「どこにいたの?」をテーマに描く、六篇の謎。ほんわか図書館ミステリのちょっぴり番外編。/【目次】良夜(りょうや)/事始(ことはじめ)/聖樹(せいじゅ)/春嵐(はるあらし)/星合(ほしあい)/人日(じんじつ)/登場した本・参考にした本/あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

90
秋葉図書館シリーズ3、6編の日常の謎解き、どこにいたの?がテーマと言う事で、過去の謎を解くために図書館を訪れる人々に司書たちが手助けをしていく、なかなか身近な人のことは分かっているようで、分からない故人なら尚更で暴いて良いのかも悩むところですが、きっかけがあったらその人の過去を探すのも思いをはせ偲ぶ事にもなるのかも。2024/01/19

ゆみねこ

82
秋葉図書館シリーズ第3弾。前作から7年経っているので内容はうろ覚えだったが問題なく楽しめた。6つの短編のうち、曾祖母の残した開かずの文箱のお話と、図書館開設準備のお話が良かった。前作で登場した佐由留くんが成長していて嬉しかった。2023/09/04

真理そら

76
秋葉図書館シリーズの3作目。あまりにも久々だったので登場人物紹介が欲しい気分で読み始めた。が、前作での「事件」の話題が少しずつ出てくるので記憶がよみがえってきた。秋葉家の大刀自が残した鍵付きの文箱の物語「星合」、病気の弟が残した膨大な蔵書を開設時の秋葉図書館に寄贈してもらうかどうかの物語「人日」は、旧家ならではの物語としても楽しめた。2023/09/25

さつき

71
大好きなシリーズの最新刊!指折り数えて発売日を待ってました。月日を経ても作中の時間はあまり変わらず、お馴染みの秋葉図書館の面々にほっこりしました。ずっと気になっていた佐由留のその後も読めて満足です。健やかに真っ直ぐ大きくなってほしいです。今回取り上げられた作品は『春にして君を離れ』や『風と共に去りぬ』『むかし・あけぼの』など私も好きで幾度も読み返したものが多く、それも嬉しかったです。2023/07/28

ぶんこ

55
秋庭家の一人息子の佐由留は母と住むが、時々父の元へ泊まりにいく。そこには秋庭家が寄贈した土地に建つ秋庭図書館があり、ここの司書さん達が実に優秀。特に望洋とした印象の能勢さんの推理力が半端ない。秋庭家に嫁いだ佐由留の曽祖母が遺した鍵のかかった文箱と、曽祖母が明け方に帰宅した謎。狭い村ならではの疑心暗鬼と噂話。戦後は遠くなったのか?他には秋庭図書館が出来るまでが最も面白かったです。「蔵書こそが図書館を作っていくんです」と言う能勢司書。立ち上げ時の書物買い上げ、日野司書のウキウキが伝わってきて、私もウキウキ。2023/10/23

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