戦国の〈大敗〉古戦場を歩く なぜ、そこは戦場になったのか

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戦国の〈大敗〉古戦場を歩く なぜ、そこは戦場になったのか

  • 著者名:黒嶋敏【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 山川出版社(2023/06発売)
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  • ISBN:9784634591295

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内容説明

古戦場は、後世の人々の強い思いが充満した空間であるだけに、ただ現地を訪れるだけだと、そんな強い思いに触れるのみで終わってしまう。けれども、現場に立って、アンテナの角度を少し変えて土地の記憶に耳を傾けてみると、当時の人々が行き交う様子が見えてくる。そのうえで、なぜそこが戦場となり、軍勢がどう動き、どのような勝敗がついて、そして後世にどのように語られたのか。古戦場、それも〈大敗〉がおこった古戦場を著者が訪れ、現地の地形や現在の景観、そして史料や地図から浮かび上がる様相を組み合わせ、「なぜ、そこは戦場になったのか」を考える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

16
前書きにあるように著者は軍事史の専門家ではないので、そっち方面を期待すると肩透かし。しかし実際に古戦場を歩き、感じたことを史料と突き合わせながら、「なぜ、そこが戦場になったのか」を考察する内容は面白い。戦死者に対する鎮魂の在り方や変遷の仕方、古戦場が律令国家の国衙領の境目でもあったなんてのは東大史料編纂所の研究者らしい視点なのではと思う。三方ヶ原合戦や長篠合戦については、平山優氏による一連の考察と読み比べてみても面白いかも。2023/01/03

とりもり

3
タイトルから何となく、そこが〈大敗〉を生み出すような場所だったことを探るような本をイメージしていたが、ちょっと違った。そもそも古戦場についての正確な記録(一次資料が少ないだけでなく、地名などについての記載も少ない)がなく、戦場を正確に特定することも難しいということを知った。桶狭間すら正確な場所が特定できていないとは…。それでも、当日の潮の満干きが戦の趨勢に大きな影響を与えたという考察などは非常に面白かった。でも、何でも正確に分からない方が、かえって歴史の興味を掻き立てられるのかも知れない。★★★★☆2022/12/25

onepei

3
勝者敗者両方による慰霊のかたちが興味深い2022/11/27

takao

2
ふむ2022/12/14

竜玄葉潤

1
戦いの経緯や歴史はあまり書かないと、前書きにあるが、意外と記述が多い。まあ、この位の知識が無いと現地に行ってもとは思うが、もっと現地ガイドとおもったてたので・・・2024/01/27

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