新潮文庫<br> 凜と咲け―家康の愛した女たち―(新潮文庫)

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新潮文庫
凜と咲け―家康の愛した女たち―(新潮文庫)

  • 著者名:仁志耕一郎【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2023/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101046310

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内容説明

女子(おなご)の賢さを、上様に見せてあげましょうぞ――。意外にしたたかで大胆だった知られざる側近女性たち。正室築山御前の〈最後の恋〉、出奔した側室お万ノ方、老いても家康に大切にされた西郡(にしごおり)ノ局、秀頼の妻千姫に誠実に向き合ったお夏ノ方、下層の出自ながら懸命に仕えた茶阿ノ方、女性として最高位に昇りつめた阿茶ノ局。徳川の礎を担いながら自分らしく生きた六人の魅力を描き出す傑作短編集。(解説・大矢博子)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coldsurgeon

4
徳川家康の側室たちの視点で、家康を描き、それぞれの視点が、多面的な家康と時代の動きを表す。歴史は少数の英傑英雄により作られるものではなく、無数の人々の経験が、思いが、撚り合わさり、太い流れを作る。そのように考えると、側室たちの見て経験した歴史と、家康の歴史とは、少しは違いがあり、なお太い流れの中に織り込まれたのだろう、それがこの物語集だ。人の世の半数は女性であり、その視点は大切だと分かった。2023/08/28

Y...

2
正室の築山殿、側室の お万の方、西郡の局、お夏の方、茶阿の方、阿茶の局と六人の短編集。見た目の美貌だけじゃなく賢くできる女性が一番長く家康に仕えていたんだなと思った。他の方も言っていますが、お夏の方の話が良かった。2023/09/30

オールド・ボリシェビク

2
大河ドラマ「どうする家康」に便乗しているといえば、便乗しているのだろうな。家康の正室、側室6人の視点から綴る徳川家の歩みである。家康、未亡人好みだったという。芯から強い女が好きだったのだろうな。阿茶の局など、大坂の陣の交渉にまで乗り出すぐらいだものな。単なる後継製造のための側室ではなく、一体となって歴史を突き進んでいく女達のたくましさにも惹かれました。2023/08/15

りんふぁ

1
家康の正室、側室6人の短編集。2023/09/23

cocomatsumoon

0
面白かった。家康の生きた時代は表面に立つのはほぼ男たちであったので、その時代の女性のことが事細かには残ってはいないとは思うが、残された記録の断片を上手くつないで、ちゃんと女性たちを描いてあるし、それによって家康もまた人間味に溢れて描かれているように思う。しかし、あの時代において優秀であり、役に立てば、男女とか人種とかを超えて重用(利用)した家康は、さすが徳川300年の礎を築いただけのことはあるなぁ。2023/09/21

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