日本一赤ちゃんが産まれる病院 熊本・わさもん医師の「改革」のヒミツ

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日本一赤ちゃんが産まれる病院 熊本・わさもん医師の「改革」のヒミツ

  • 著者名:亀山早苗【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 中央公論新社(2023/06発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120049842

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内容説明

リピーター妊婦が訪れる、理想の病院……!
創立110年の伝統ある病院の挑戦を通して、少子化・DV問題など日本社会の抱える「今」も垣間見える。なぜその改革が必要だったのか、そしてなぜそれらは成功したのか。気鋭のわさもん”・三代目理事長が語る「幸福な出産のための仁術」とは。

熊本市中心部にある福田病院では、年間6000人もの子どもが産まれる。初代の福田令寿氏は、明治期にイギリスに留学し、その医療技術とホスピタリティの高さに感銘を受け、帰国後の明治40年に病院を設立。「産婦人科」を通して、女性の幸せを考えるというコンセプトのもと、夜は無料で貧しい女性たちを診療。その病院の現・理事長にして熊本県医師会会長である福田稠氏は、3代目院長。ただひたすら「患者さんのために」と改革を続けてきた。

ここで産まれ、自分の出産もここでするという女性が多数。親子3世代で世話になる家族も。「里帰り出産、予約不要」「手ぶら出産可能」という体制は画期的。また、お産にはお金がかかるという常識を覆し、「出産一時期でまかなえる」という金銭面での手厚さも人気という。分娩部屋・食事・プールなどの工夫、農業体験など革新的な運営で、全国の病院からの視察も多い。

母親や500名近い職員にいのちの哲学がある。産婦人科は、人間の誕生から光と影を扱う仕事。また女性の一生にかかわる医療。福田病院では、新生児・小児医療のみならず、特別養子縁組と特定妊婦(虐待が予測される妊婦)の問題にも取り組んでいる。現場を理事長とともに改革してきた、スタッフたちのインタビュー充実。
三代目理事長(熊本県医師会会長)が、少子化問題、高齢出産、地方と東京の差、虐待、いのちの大切さを語る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆき

6
ここで出産出来たら素敵だと思える病院です。手厚いですね。2017/09/06

たなぼたん

0
「お産は病気やケガで入院するのとは違って、女性の人生の1ページ。…幸せに産むことも大事なこと」という考え方が素敵だなと思った。また来てくださいねと笑顔で言える診療科ってなかなかない。福田しげるさん御本人の著書があればぜひ読んでみたい…。はやく書いてくれないかな(笑)2017/10/14

Hideichi Sekiya

0
全国各地にこういう病院が増えることが少子化対策に結びつくのではないかと思いました。2017/08/26

にゃべ

0
夫から借りた本。私も2番目と3番目の子供をこの病院で産んだ。現実的にはあり得ないけど、この病院に入院する為にもう1人くらい産みたくなる病院(笑)。女性が幸せにを考えて病院の改善に邁進する理事長がすごいなあと思う。2017/08/23

あっつ

0
わさもん=新しいもの好き このキーワードで本を探していて出会った本。熊本に住んだ事があるので有名な病院と言うことは知っていた。院長の温かくもストイックな病院運営が支持されている。お産だけでなく、死産や中絶についても触れてある。病院で働く皆さんに頭が下がる思いである。2024/12/20

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