焼けた釘

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焼けた釘

  • 著者名:くわがきあゆ【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 産業編集センター(2023/06発売)
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  • ISBN:9784863113152

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内容説明

帰省した千秋は後輩の萌香がストーカー被害に遭っていることを知る。数日後、萌香の刺殺体が発見された。千秋は彼女の格好を真似ながら独自に犯人を捜し始める。第8回「暮らしの小説大賞」受賞作。

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【転載元URL】https://twitter.com/north_mountain9/status/1455474838378729480

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

363
新たなイヤミスの女王の誕生を予感させるサプライズ・ミステリの一冊ですね。帯に書かれた「あなたもきっと騙される」に嘘偽りはなく警戒しても誰もが見事に騙されてしまうでしょうね。まあズルイのですが、確かに嘘はついていないのだけどでも本当の事も言っていないと言う巧みな騙しのテクニックですね。本書には冒頭から異常人格の人物が堂々と出てきますが、まあ社会にとっては許容範囲なので何とか我慢できますね。現代の小説の特長は昔に比べてこういった歪んだ性格の人物がいても少しもおかしくないなと説得力を持っている点だと思いますね。2022/08/03

モルク

156
幼馴染みの妹分を殺された千秋はその犯人さがしをし、会社で上司のパワハラにあっている杏は教育係だった先輩に憧れ…このふたつの話がどこでどう繋がってくるのか。すっかりミスリードにあい、気づいた時にはその手中にはまっていた。それにしても千秋の思考回路はどうなっているの。千秋が考える愛情、求める愛情とは…怖さしか残らないし、理解不能。絶対まわりにはいてほしくないタイプであることは間違いない。新刊も読む!2022/06/05

ウッディ

153
後輩を殺した犯人を捜す千秋とブラック企業でパワハラに耐える杏、二人の人物を中心に展開するサイコミステリー。二人の主人公の異常性が高すぎて、特に攻撃されることにしか相手の愛情を感じられないという千秋の歪んだ愛情感に共感できず、引いてしまった。どんでん返しを狙った叙述トリックも目新しさはなかった。普通の人の仮面をかぶり、自分たちの身近にひっそりといることで恐怖を感じるサイコパスを早い段階でばらしてしまったのが敗因か?読みやすかったけど、欠点ばかりが目についてしまったのは残念でした。2022/08/04

140
これは楽しめました。まさかの展開だったし、何よりサイコパスの思考(?)ってこんな風になっているのかな?とか色々と考えながら読みました。登場する人物全員が裏では良くない企みを持っているのが更に伏線を複雑にしてて終盤に行き着くと「え?」とそんな事ってあるのかよ?と声にしてしましたました。最終行は「ああ、やっぱりそうなったかぁ。。。」と納得の終わり方も良かったです。次作がもうすぐ出版されるみたいなのでそちらも読んでみたいと思いました。 2022/04/06

gonta19

140
2021/11/16 読書メーターで当選したものが送られてくる。 2022/3/5〜3/7 読書メーターのプレゼント企画で当選した本。初めて読む作家さん。第8回暮らしの小説大賞受賞作。 帰省先で後輩の萌香に会い、ストーカー被害にあっていると聞かされた千秋。その萌香が殺人事件に巻き込まれて死亡する。犯人を探し出そうとした千秋は、萌香の服装を真似て歩き回ることで犯人を探そうとした。2022/03/07

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